雪の朝

外は雪。

昨晩、金沢市は大雪へのアラートを出していたけれど、どうも峠は越えた模様。

今以上に積もることはなさそうだ。

夫は朝6時過ぎに出勤していった。

こんな朝は、道路の両脇に山盛りになった雪で、2車線が1車線になって、渋滞する。

渋滞前に職場に行って、駐車場の除雪をするのだと言う。

お疲れ様です。気をつけて。

 

しばらくして除雪車がやってきた。

人力では1時間近くかかる除雪を、ものの2分でやってくれる。

朝からこんな裏道まで入ってきてくれて、もう有り難くて仕方がない。

温かいお茶でも淹れてあげたいところだけれど、除雪車の人にそんな暇はないので、感謝の言葉とともにアポロの小袋を手渡した。

そうしたら逆に「いつもお宅の前に雪を積み上げちゃって、すみませんね」と謝られちゃった。

除雪には、雪置き場や雪捨て場が必要になる。

ちょうど我が家の前に歩行者用の小道があるが、この辺一帯では雪置き場がそこしかない。

だから家の真ん前に雪山ができ、歩行者は迂回を強いられるのだが、それはそれで冬の風物詩みたいなもので、迷惑だなんて思ったこともなかった。

チョコレートの小袋や”すみませんね”のひと言は、別になくても態勢に影響はない。

社会は淡々と回っていく。

だけどそんな小さなことが、ちょっと嬉しかったり、和んだりするんだから、こんなキャッチボールも無駄じゃないね。

雪
(こんな山です😅2011年撮影)

 

そうこうするうちに、息子が起きてきた。

3週間後の資格試験に向けて、今が最後の追い込み。

朝、学校の自習室に行き、日付が変わる頃に帰って来る日が続いている。

昨年の今頃、同じ試験を控えていた娘は、かなりメンタルをやられていた。

勉強しても、勉強しても、勉強しても、マイナス思考に引きずり込まれ、アップアップだった。

それほどプレッシャーのかかる試験なのだけれど、息子は淡々としているように見える。

そういえばセンター試験の日も雪だった。

君はいつもと同じ顔して、いつもと同じ弁当を持って出かけていったね。

どうなのかな、男の子だから、母親に弱みは見せないのかな。

今、私にしてあげられるのは、朝は胃が動かない息子が、負担なく食べられる朝ご飯を用意することくらい。

和と洋を2対1くらいの割合にしている。

味噌汁だと、具だくさんでも食べやすいみたいなので。

よく頑張ってるね。もう少しだから感染に気をつけて、頑張りや。

 

そして私・・・。

3日前の天赦日で一粒万倍日で、かつ甲子の日から始めたことがある。

この日は新しいことをスタートするにはとてもいい日で、なんであれ1000日続けるとご利益が10000倍になるんだって。

ご利益を期待してのことではないけれど、始めようと思った日が、偶然にもそんな縁起のよい日だったことに、導きを感じる。

続くかな・・・と心配するのはもう辞めた。

実際に行動できない日があっても、意識はずっと続けているということで、いいじゃないと開き直って。

なにを始めたのかって?

隠すことでもないけれど、ちょっと恥ずかしいので、もう少し育つまで待ってね。

↓除雪車のおじさんに渡したのはコレの小袋。
よく見たら「大人の女性のための・・・」と銘打ってあった😅
 

 

この記事を書いた人

Chikako

金沢市在住。バラとコーヒーとコーギーが好き。
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