講演会【がんになった。なに食べたらいいの?】at 船戸クリニック

敬愛する船戸クリニックの船戸博子先生が、2冊目の本を出版された。

出版記念講演があるというので、岐阜の養老町まで日帰りで行ってきた。

船戸クリニックは西洋医学と東洋医学が統合された、日本ではまだ珍しい医療施設。

科学的な根拠を元に診断・治療を行う西洋医学と、何千年にも及ぶ経験に裏打ちされた人類の叡智の結晶たる東洋医学。

そのどちらをも否定することなく、どちらをもリスペクトして、臓器や病変だけでなく、トータルに「人」を診る。

身体と心はもちろんのこと、魂まで含めたトータルな「人」として。

私にとって、医療の理想形であり、尽きせぬ憧れでもある。

船戸クリニックとはこんな場所↓(2022年5月の記事)

講演会

金沢からは車で3時間。

米原で北陸自動車道から名神に入り、養老で降りる。

暑い日ではあったけれど、お天気も良く、久々の長距離ドライブはなかなか楽しかった。

船戸クリニックにはいくつも建物があるが、普段はデイケアに使われている天音の里が講演会の会場。

この日は120名の参加者で満員御礼だった。

まず船戸崇史先生が、博子先生と本の紹介をしたのだが、これがまた愛とリスペクトに溢れていて素敵だった。

この本は博子先生そのものです、皆さんが知っている博子先生がいっぱい詰まっています…とのこと。

講演は1時間の予定。

飄々と現れた博子先生は「暑いし、長い話なんか聞きたくないよね~~。私の話は早々に切り上げて、実演と実食に行きます!」といつもの調子で喋りだす。

がんになった患者さんは、よく博子先生に聞くそうだ。

まず最初に、「これから何を食べればいいですか?」

その次に「私の好きな〇〇は食べてもいいのですか?」

もちろんがんのエサになるような食品は避けたほうがいいが、それよりも美味しく食べてほしいと博子先生は言う。

患者さんは身体がしんどい。

特に抗がん剤の治療中は、それまで普通にしていたことができなくなる。

キッチンに立って料理をすることが辛くなる。

だから短時間で超簡単にできて、病気になっても「美味しい」を諦めなくていいレシピを、本の中でいくつも紹介した。

(画像提供:船戸クリニック)

「では今から、当院のカリスマシェフが実演しま~~す」と呼ばれて、登場したのが西村シェフ。

スーパーで買ってきたままのキノコ類を、袋から出して、手早く切って、千切って、オリーブオイルとともにフライパンで炒める。

えのき、マッシュルーム、しめじ、マイタケ、…エリンギもあったかな。

お料理番組よろしく、そこでさっと横から、炒めあがったキノコがフライパンごと出てきた🤣🤣🤣

それをジューサー(ミキサー?)に入れ、水を加えて、ガーーーッと攪拌。

調味料は塩すら加えない。

キノコの香り高いスープが出来上がった。

その後、4つのレシピを動画紹介。

*ゆでブロッコリーのおかか和え

*いわしのリンゴ酢蒸し

*トマト缶の青魚煮

*小松菜のしらす和え(本では菜の花)

動画は編集してあるが、シェフの手早いこと、手早いこと。

身体がしんどい時でも、お料理が得意じゃなくても、これならやってみようかな…と思わせるレシピだった。

実食

「じゃ、さっさとお弁当にいきましょ」

いやいや、私たちは、もっとお話し聞きたいですけど…という空気はお構いなしに、講演は終わり、お弁当が配られる。

通常業務をこなしながら、120名分の仕込みをするのは、さぞ大仕事だっただろう。

だけどキッチンスタッフは、みんな活き活き働いている。

キッチンスタッフが最期の仕上げ中(画像提供:船戸クリニック)

船戸クリニックが素敵だと思うのはこういうところだ。

日曜日だというのに、たくさんのスタッフが出勤して、業務外の講演会を手伝っている。(もちろん手当は出るのだろうが)

ここで働くことに、喜びと誇りを持っていることが伝わってくる。

船戸ご夫妻の目指すところを理解して、個々が自分の持ち場で協働している。

私もそんな職場を目指したいなぁ。

(画像提供:船戸クリニック)

120名に配られたお弁当。

先ほど実演があったきのこのポタージュも添えられている。

冷製ポタージュを口にふくむと、俗世の濃い味付けに慣れた舌には、一瞬味気なく感じる。(調味料ゼロ)

だがしばらくすると、何種類ものキノコの香りが口から鼻腔にまで広がって、優しく沁みていく。

素材そのものの味、まさに自然の恵みをいただいている感じだ。

お弁当のメニューは西村シェフの手書き。

絵がかわいい。

炭水化物がなくて、男性はちょっと物足りないようだったが、私には十分。

天音の里の畳スペースで、ゆっくり味わっていただいた。

博子先生にご挨拶💕

ゆっくりお話ししたかったが、そう思っているのは私だけじゃなく、後ろに長い列ができていたので、写真を1枚だけ。

お許しを得て、villa campo宿泊者限定のお庭を散策させてもらう。

外気温は36度だけど、かまうもんか。

このトンネルの奥に、宿泊施設のvilla campoがある。

こんなに暑いのに、お庭の植物はみんな元気いっぱいだ。

すごく気のよい場所だからだね。

かわいい玄関のたたずまい。😍

久々にゆっくり逗留したいなぁ。

たった2時間半の訪問中に、もうひとつ嬉しいことがあった。

古くからの友人と偶然、再会できたのだ。

川畑のんちゃん。

講演会でもご一緒していたのに、すれ違いで気が付かなかった。

彼女が来ているという情報をもらい、あちこち探して、統合医療センターの受付で見つけた!

のんちゃんは新婚さんで、素敵な旦那様にも紹介してもらったよ。

いいこといっぱい、エネルギー充填120%。

さて、また3時間ドライブして、おうちに帰ろう。

そして、博子先生が詰まっているという、新刊【がんになった。なに食べたらいいの?】を読もうっと。

この記事を書いた人

Chikakoプロフィール

Chikako

金沢市在住。バラとコーヒーとコーギーが好き。
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