印象美な大人の表現力教室は、人生のシェア会

先週の日曜日は、月に1度の印象美な大人の表現力教室だったが、なんだか朝から冴えない日だった。

まず着ていく服が決まらない。

寒いんだか、暑いんだか分からない日が続き、皮膚感覚がマヒしている感じ。

いろんな条件を取っ払って、今日、私が着たいのはどれ?…と選んだのは、いつもの通勤服。

やっと服が決まっても、次は靴で迷う。

雨が降りそうな空の色である。

ミュールはまずいかも…。

そんなことをやっているうちに、時間がギリギリになった。

車を飛ばしていると、ちょうど中間まで来たあたりで、スマホを忘れたことに気づく。

今日、紹介した本には、素敵な表現がいくつもあって、私はそれをスマホのメモに記録していた。

全部は覚えていないから、あれがないと…。

Uターンしてはみたものの、ここから戻れば30分のロスになる。

いや、もういい。スマホは諦めようと、再びUターン。

全くもって気持ちが定まらない、変な日だ。

スマホがないため、遅刻の連絡もできずに、5分遅れで到着。

はあはあ言いながら飛び込むと、穏やかな顔ぶれが迎えてくれた。

なんだかほっとするなぁ。

本

本が好き、美しい表現を学びたい、小西敦子先生のエレガンスに触れたいと集まった、利害関係のない仲間たち。

普段はそれぞれのフィールドで頑張っている、素敵な女性たちだ。

ついてない日だけど、2時間たっぷり充電させてもらおう。

持ち寄る本や提供する話題は、みんな違っていても、どこか共感できるものばかり。

子どもの頃、親に禁止されたことを、改めてやって、自己肯定感を育もうと思った話。(例えばフルーチェを食べてみるとか)

話すことよりも、書くことが好きだと気づき、そのための勉強を始めたが、それが面白くてたまらないという話。

家族の危機が自分を強くしてくれたこと、そして物言わぬワンコが、家族に大きな癒しを与えてくれた話。

可愛がっている部下なのに、トラブルが多く、相反する感情に揺れている話。

モノをすぐ手に取れる状態に並べてあったけれど、それが居心地の悪さの原因だと気づき、1ヶ月で、ゴミ袋30個の断捨離をした話。(彼女は体重も大幅に断捨離した)

いつもエレガントな装いをしていたが、思い立ってマニッシュなパンツにしてみたら、誰も話しかけてくれなくて、それが逆に心地よかった話。

NHKの100分で名著で、1ヶ月かけて平家物語を読み込み、その美しい情景や表現に心が震えたという話。

平家物語

この方は、今にも感動で泣きだすんじゃないか…と思うほど、美しいを連発しながら、切々と平家物語を語った。

誰もが暗記させられた「祇園精舎の鐘の音。諸行無常の響きあり…」を、私は特に美しいと感じたことはなかった。

試験に出るから覚える…、ただそれだけ。

もし学生時代に、彼女のような先生が教えてくれたなら、古典はもっと親しみやすくなり、その奥深さに興味を持ったかもしれない。

でも今からでも遅くはないはず。

興味を持った時が、ジャストタイミングなのだから。

レストランえんぬ
(毎回、おやつも楽しみのひとつ)

ああ、インプットいっぱいで、癒されたし、充電もされたなぁ~~と、車に乗り込み、ふとミラーを見ると、なんと口紅を塗り忘れていたワタクシ!

お教室の間中、ぼやけた顔をさらしていたなんて。

最後まで、なんだか締まらない日曜日だったけど、まあ、いいか。

この記事を書いた人

Chikako

Chikako

金沢市在住。バラとコーヒーとコーギーが好き。
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