10月最後の週、京都に行った。
所用が終わり、帰りの電車まで2時間半。
どうしようかな、紅葉にはちょっとはやいけれど・・・。
30秒思案して、選んだ先はメジャーもメジャーの清水寺だった。
最後に行ったのはいつだっただろう。
もう記憶も定かではないが、たぶん30年くらい前。
職場の同僚4人と京都旅行をした時だと思う。
30年っていったら、大昔だよね。
あれからけっこう変わったのかな。
清水寺基本情報(今更ですが・・・)
音羽山清水寺の開創は約1200年前の778年。
奈良時代から、広く庶民に開かれた寺だった。
13万平方メートルに及ぶ広大な境内には、30を越える伽藍や碑が立ち並ぶ。
10度に及ぶ火災で焼失と再建を繰り返してきた。
現在の伽藍のほとんどは1633年に建立されたもの。
ユネスコ世界文化遺産に登録されている。
住所:〒605-0862 京都市東山区清水1丁目294
電話:075ー551ー1234
開門:6:00
閉門:18:00~21:30(季節により異なる)
拝観料: 大人と高校生400円・こども200円
清水寺へと続く参道
清水寺へと続く参道はみっつあり、それぞれ一年坂、二年坂、三年坂という。
タクシーが私を下ろした場所は、階段のない緩やかな坂道の登り口だったので、おそらく二年坂。
covid19の自粛規正解除の直前だったこともあり、人は少なめだった。
それでも修学旅行の一団がいて、中学生たちの賑やかな歓声に、活気が戻ってきつつあるのを感じる。
2年近く、ここも閑散としていたはず。よかったね。
清水寺境内
参道を登り切ると、正面に仁王門がそびえ立っている。
後ろに見えるのは西門。
三重塔を下から仰ぎ見る。
ここで拝観料を支払い、奥へと進む。
人がいない・・・。
手水は龍。
清水の舞台。
人が少ないからか、広く感じる。
遠くに京都市街が見える。
修学旅行生は6人ほどのグループ行動で、それぞれにガイドさんがついていた。
ちゃっかりそばに寄り、素知らぬ顔をしてガイドさんの説明を聞いちゃった。
向こうの丘に朱い塔が見える。なんだろう・・・?
中学生に混じって、お線香を灯す。
縁結びの地主神社
舞台を過ぎると、縁結びで有名な地主神社が。
一応、良縁祈願をしておこう。
撫で大黒さま。
ナデナデするといいことがあるらしい。
撫でられすぎて、どこもかしこもつるつるだ。
恋占いの石。
10メートルほど先の石まで目をつぶって歩き、無事に着ければ恋愛成就。
清水寺奥の院
奥の院から清水の舞台を眺める。
木々が真っ赤にそまったら、息をのむような美しさだろうと容易に想像できる。
紅葉一歩手前もきれいだな~~~~。
清水寺 子安塔
奥の院からは下りの坂道。枝分かれした小道を少し上ると・・・。
本堂から見てなんだろう・・・と思っていたのは、子安塔だった。
私と同じく一人旅の女性に声をかけられ、写真を撮りあいっこ。
紅葉には少しはやいけれど、ゆっくり散策できるのは今しかないと思った・・・と語る彼女は、かなりのツウと見た。
清水寺 音羽の滝
さらに音羽の滝へ向けて下る。
苔むしたお地蔵様。
光殺菌されたひしゃくで水を汲む。
3本の滝は左から学問上達、延命長寿、恋愛成就・・・と後から知った。
私はちょうど空いていた学問上達から汲んだが、延命長寿のほうがよかったかな。😅
清水の舞台を下から。
美しい石垣の横をそぞろ歩いているうちに、スタート地点の仁王門前に出る。
ゆっくり歩いて40分ほどの散策だった。
清水寺は30年前と何も変わっていないように見えた。
それもそのはず、1200年もの間、ずっとここに在り続けているのだから、30年なんて瞬きのようなものだろう。
変わったのは私の方だね。(外見も内側も)