ハワイ島旅行記、つづきます。
マウナケアの山頂に着きました。
モコモコの防寒着を着ているのに、寒い!
空は雲に覆われているけれど、ちょっとだけすき間があります。
雲に光が反射して、快晴の時とはまた違う夕陽が見られますよ…とジョンさん。
天文台の足元で、寒さに震えながら、その一瞬を待ちました。
ワクワクワクワク。
せっかくここまで来たんだから、夕陽を拝まずには帰れません!
待つこと30分。
ついに出た~~~~~~!
空気が薄いうえに澄んでいるので、光がダイレクトに届くよう…。
人も車も全てがオレンジ色に染まります。
素晴らしいサンセットの画像を何枚も見たけれど、この日、この時、この空気感の中で、寒さに震えながら、自分の目で見て、体で感じた夕陽は、なにものにも代えがたい…。
体験するって、こういうことなんですね。
出不精の私は、画像や動画で十分満足してしまう傾向があります。
全ての場所に自分で行くことは叶わなくても、行ける機会のある所はできるだけ行ってみよう、今からでも。
(ジョンさん撮影)
さて陽が沈んだら、観光客は30分以内に下山しなければなりません。
各国の天文台が観測を始めるので、車のライトが邪魔になるからです。
暗くなった断崖のでこぼこ道、ジョンさん、頼みますよ!
(出典・太公望ハワイ)
オニヅカビジターセンターの辺りまで降りて、星空観察をします。
だけど雲が晴れてくれないと、星空は見えません。
本当なら一面の天の川も見られるのですが…。
長年の勘を生かして、ジョンさんが選んだスポット。
わずかな時間ですが、星空がのぞきました。
レーザーライトを使って、星座の説明をしてくれます。
(出典:太公望ハワイ)
ジョンさんの星の知識は、半端ない!
仕事のために勉強しました…と言ってましたが、すごいです。
でも実は私も天体のことは、けっこう詳しい(^^)v
惑星と星の違いや天の川の正体など、ジョンさんの質問、全問正解でした。
地球から約400光年、おうし座の牡牛の首のあたりのプレアデス星団が、肉眼でも見えました。
プレアデス星団はいくつもの星の集まりで、和名をスバルと言います。
自動車会社のスバル株式会社の前身は富士重工業。
1953年に5社が出資して設立した会社ですが、その2年後、出資した5社を吸収してひとつの会社になりました。
プレアデス星団の目立つ6つの星が、5+1の会社の成り立ちに似ているので、スバルはこのロゴマークを採用したのだそうです。
首が痛いな~~と思い始めた頃、空が曇って、星が隠れてしまいました。
場所を移動します。
ところが、ジョンさんのお勧めの場所に行っても、雲が厚くて何も見えません。
残念ながら星空観測はここまで…ということで、岐路につきました。
車に揺られて1時間…、街の近くまで来て、ふと窓から空を見上げると、あれ?星、見えてる?
路肩に原っぱがあったので、車を止めて、外に出ます。
いつの間に、こんなに晴れたの…ってほど、星が見えます。
薄っすらとですが、天の川も分かります。
ジョンさんの説明を聞きながら、みんなが同じ方角を見ていた時、すっと大きな流れ星が。
わあ~~~~っ!
大きな歓声が上がりました。
諦めていたのに、最後の最後にこんなプレゼント。
ありがとう!(誰か知らんけど。ハワイ島の神様?)
(シャッタースピード10秒で撮った写真。まさかここまで星が写るとは!)
一同大満足のうえに、お夜食までいただきました。
人気のイタリアンレストラン、プエオズ・オステリアのズッキーニパスタ。
太公望ハワイさんのツアーは、オニヅカビジターセンターでお弁当を出しません。
満腹になってから悪路を揺られるのは、車酔いの原因にもなるので、センターで食べるのはバナナマフィンだけです。
その代わりにパスタのお土産がつきます。
ジョンさんのエスコートもガイドも花丸ですし、ハワイ島の現地ツアー会社・太公望ハワイさん、お勧めです。