タケノコは鮮度が命。
掘り上げたが最後、刻々と味が落ちる。
なるべく早く食卓に出さなければ、旬のおいしさを逃してしまう。
だがタケノコは下茹でをしなければならないので、なかなかその日のうちに食べるのは難しい。
親戚のさっちゃんは、竹藪を持っている。
朝5時に掘ってきたタケノコを、「持っていかれよ」(方言)…と、気前よくくれた。
持つべきものは、畑と竹藪を持っている親戚~~♡
何年もタケノコを掘っているさっちゃんが、美味しいタケノコの見分け方を教えてくれた。
頭頂部から突き出している部分が白いのが、いいタケノコなんだって。
画像では右から2番目の大きいやつ。
さらにさっちゃんが達人の奥義を伝授してくれた。
新鮮なタケノコは、下茹でしなくても、食べられるとのこと。
え~~~?嘘~~!
鍋にたっぷりの水と米ぬかと唐辛子を入れて煮あがらせ、その後コトコト1時間。
一晩寝かせて、皮をむいて水に浸け、調理・味付けして初めて食べられるんじゃないの、タケノコって?
じゃあ、これまでのあの手間はなんだったのか?
シンクも米ぬかでドロドロになっちゃうのに。
でも産地ではタケノコの刺身もあると聞くし、案外、できるのかも。
…で、半信半疑だったけど、やってみたよ、下茹でなしの調理。
「実験なんだから、エグミがあっても我慢する」と夫の言質は事前にとって。
筍ごはんと煮物と天ぷら。
じわ~~っと口いっぱいにエグミが広がったら、どうしよう…と恐る恐る食べてみた。
あれ?美味い!
全然エグくない。
下茹でした筍より若干硬い感じはするけれど、舌がしびれるようなことは皆無だった。
わ~~ん、美味しいよ~~、さっちゃん!
でもこれは新鮮なタケノコに限ってのこと。
2本使ったので、残り5本はしっかり下茹でした。
またひとつ賢くなった。(≧▽≦)