印象美な大人の表現力教室・第二期がスタートしました。
4月から始まって全9回。昨年がとても楽しかったので、今年も参加します。
この表現力教室、当初の目的は、本の中に見つけた言語表現の美しさを、わかちあうことでした。
ところが蓋を開けてみると、参加者が持ち寄る美しさは、言葉のみにとどまらず、しぐさ、振る舞い、装い、表情、生き方や在り方にまで及び、1冊の本の可能性を無限に広げていきました。
主宰の小西敦子さんの言葉をお借りすると…、
『これは読書会のようで、読書会ではない。印象美な大人とは、「自分のことばを持っている人」。そんな定義をおもしろがれる学友の集まり。』
そんな定義、むっちゃ面白いです…と集まったのは、新旧とりまぜて12名。
金曜の夜と日曜の昼の2クラスに分かれて、活動します。
私は基本的に日曜日のクラスに参加しますが、都合が悪い時は、振り替えもOKです。
今年から参加される方が、「本棚なんて、普通人に見せるものではない。それは自分の秘密の部分。表現力教室で、秘密を見せ合ってる人たちは、一体なにをやっているのか、なんであんなに楽しそうなのか…不思議に思って参加しました」と仰いました。
そうですね、どんな本を読んでいるかは、その人の内面を如実に映し出します。
ですからこれは一種の自己開示。
安心・安全が保障されなければ、できないことです。
単発の講座ではなく、9回連続なのは、メンバー間の信頼を構築するにも役立ちます。
小西さんからの課題は、「人生に影響を与えた1冊」を持ってくること。
たいていの場合、こういう時、人は当たり障りのない本を選びます。
誰に見られても恥ずかしくない本。
え~~、あの人、あんな変な本が好きなの?…と言われない本。
つまり表層的な本。
…でもたいていは、超絶真面目な本の隣に、エロイ本やふざけた本があったりするのだけれど、実はそういう多面性が、人間の面白さなんじゃないか…と小西さん。
どんな本が出てきても、どんな話題に発展しても、ここでは全部アリなのです。
まさに読書会という名の人生のシェア会。
今年はどんな本に出合えるだろうか。どんな分かち合いができるのだろうか。
期待がいっぱいに膨らみます。
今回、参加者が持ち寄った本。
金曜夜クラス。
日曜昼クラス。
私の本がどれなのかは、推して知るべし…(^^ゞ
毎回、敦子先生がさりげなく生けてくださるバラも、楽しみのひとつです。
もちろんレストランエンヌさんのスイーツも。
今回はカヌレでした。
外はカリッ、中はモチっとしていて、一口で幸せが広がります。
なんとエンヌの西山シェフ、カヌレを作ったのはこれが2回目というから、驚きです。
すでに次回が待ち遠しい…。