私は自分に甘いので、仕事や予約などで拘束されない時間は、できるだけ空けておいて、自由にしていたい。
…言い換えれば、なんの予定も立てずに、ダラダラするのが好き。
つまりはナマケモノなのだ。
だから時間管理は、昔から苦手。
この度、ちょっと思うところあって、手帳で1日の時間を管理してみることにした、今更ながら…。
自分の残り時間を考えるようになった
前職を辞めてから、なし崩しに夫の仕事を手伝うことになった。
これからは全部自由な時間になると思っていたのに、当てが外れた。
午前3時間半、午後4時間、週に10コマ、私のゴールデンタイムが費やされ、帰宅すると1日分のエネルギーの大半はすでに消費済み。
あとは必要最低限の家事をこなし、ご飯を食べて、風呂に入って、寝るだけ。
多少は残った時間もあるが、何もする気が起こらず、ダラダラしていた。
本当は少し骨休めしたら、また次の何かに向かって始動しようと思っていたのに、次の何かをじっくり探す余力がない。
そうやって2年が流れ去った。
最近、周囲のお年寄りに、目がいくようになった。
だんだん体の自由がきかなくなり、健康も危うくなり、食事制限などもあって、食べたい物も我慢している人が多い。
そうやって人生の最終章を過ごしている。
これまでは我がことと思えなかったその最終章が、やがては来るんだなぁ…としみじみ思う。
以前13歳年上の義姉が50歳になった時、人って50歳になるんだ…と能天気な反応をした。
でもその13年後、私も50歳になった。
そして60歳になる日も、70歳になる日も、確実にやってくる。(生きていれば)
それは遥か彼方の未来じゃない。
一日一日と私の残り時間は減っていく。
…で、いいの?
このまま、ただ漫然と生活して、時間を食いつぶしていて、いいの?
夢という言葉が好きじゃなかった
実は私は夢という言葉に抵抗がある。
この歳になって、今更夢なんて…という想いもあるが、若い頃から、夢は頭がお花畑な人たちのもので、どこか胡散臭いと思っていた。
少年よ、大志を抱け…は、私には関係ないこと。
ずっと私の人生、こんなもの…と思ってきたからか。
どうせ無理と諦めるための口実だったのか。
心理学と断捨離に出逢って、夢を描くことへの抵抗感はかなり薄れた。
夢と呼ぶから面映ゆいのであって、望みとか実現したいことと言いかえれば、しっくりくる。
もうこのまま余生でいいや…なんて、思っていない。
これまでいろいろあったけれど、ここからが人生の集大成。
無理かもしれないけれど、実現してみたいことはある。
その諸々を夢ノートに記すようになった。
目標に向かうために時間管理が必要
夫がピンチの今、仕事を手伝うことは、嫌ではない。
ただこの仕事は、夫にとっては天職だが、私が自分で選んだ仕事ではなく、当然、残りの人生をかけたいとも思えない。
今の私はピンチヒッター。
だけど、こうも長くピンチヒッターが続き、終わりも見えないとなると…。
もうピンチが終わるのを待ってはいられない。
ならば、今の状態で、手持ちの時間を有効活用するしかないではないか。
時間の使い方が下手だなぁ…とは薄々思っていた。
だけどなんとかしようとはしなかった。
手帳にびっしり1時間刻みのスケジュールを書き込んでいる人や、スマートウォッチを駆使して、時間管理をしている人を、何人も知っている。
知ってはいるが、…自分はやりたくない。
なんだか窮屈そうな感じがして。
なんだか縛られるような感じがして。
なんだか自由がなくなるような気がして。
だけどこのままでは後悔する…という想いが、どんどん大きくなる。
私はどうしたいの?
自分の時間を上手に使って、望みを形にしたい!
ただ生活に流される日々を、立て直したい!
ああ、充実した1日だった、幸せだ~~と、満足して眠りにつきたい!
今更…な感はあるが、手帳を使てみることにした
11月になると、本屋さんの手帳コーナーは活気づく。
来年のスケジュール帳や日記帳や家計簿がたくさん並び、お客さんは次の年への期待をこめて品定めをする。
そんな中で、ふと手に取った時間管理手帳。
”夢を叶える”と銘打った手帳は、実はたくさんある。
私も10年ほど前に1冊買ったことがあるが、3日で飽きた。
…というか、元々夢に抵抗があったので、書きだすこと自体が苦しかった。
その手帳は、ほぼ真っ白のまま断捨離…。
また同じことになるかもと、しばし躊躇する。
でもパラパラとめくってみたら、12ヶ月間、取り組む課題があって、書いてあるメッセージもちょっといい感じ。
To doリストとしても使えるし、もう一回チャレンジしてみよう。
…というわけで、2度目の正直で私が買った手帳はこちら。
中身のレビューは別記事で。