自慢じゃないが、私はとっても飽きっぽい。
継続は力なり…が、最も遠い人種かもしれない。
だからこそ、習慣化に憧れる。
前職の時も、断捨離が続かない…という人のために、毎日15分、テーマを決めて断捨離をするブログ発信企画「断捨離マラソン」を提供していたが、そもそもそれは継続が苦手な自分のための企画でもあった。
断捨離の意義も意味も効果も、イヤというほど知っているのに。
コツコツ続けましょうと、偉そうに旗を振っているのに。
千里の道も一歩より…と言い続けていたのに。
継続する…、つまり断捨離を習慣化することは、難しいことだった。
そして、毎日コツコツが苦手だったのは、私だけじゃない…ということも知った。
だから断捨離マラソンでは、60日連続でテーマをこなさなくても、休んでも、順番通りじゃなくても、ブランクがあっても大丈夫だよ~~と、強調した。
それでも、…いっぱい脱落者がでちゃう。
よし、やるぞ!…と決意表明をしてくれる人は何百人もいたが、完走できるのは、ほんの一握り。
一人減り、二人減りして、いつの間にか消えていく…。
みんな、私と同じなんだな。
私の場合、習慣化が難しい要因は3つあると思う。
まず、行動に取り掛かるのに、時間がかかる。
なにか新しいこと、いいことを知識として仕入れてきても、それをすぐに実践できない。
本当に効果があるのかなぁ…とか、今日は疲れたし明日から…とか、山ほどの言い訳を積み上げて、最初の一歩をなかなか踏み出さない。
疑いも持たずにすぐ実践できる素直な人を、羨ましい~~と思う。
そして二つ目は、設定する目標が高すぎること。
元々が完璧主義者なので、どうせやるならテッペン取ったる!…と、エベレストさえも突き抜けるような果てしないゴールを掲げたがる。
どんなことでも最初は初心者なのに、いきなりマスターを目指すわけだから、上手くいくわけがない。
すぐに壁にぶち当たって、こんなはずじゃなかった…と挫折する。
そして最後が、すぐに結果を欲しがること。
継続とは、コツコツ毎日積み上げながら、ゴールを目指すことなのに、そのプロセスを楽しみながら進んでいけばいいのに、望む結果が出るまで待てない。
ダメじゃん、これ…と、せっかちにもすぐに結論を下す。
かくして、三日坊主の女王が誕生する。
さて本書、小さな習慣では、絶対に失敗のしようがない、小さな小さな小さな目標を立てよと勧めている。
たとえば、毎日30分の筋トレをする…ではなく、腕立て伏せを1回する。
毎日2,000ワードの文章を書く…ではなく、50ワードの文章を書く。
毎日数冊の本を読むのではなく、2ページ読む。
寝る前に、あ!忘れていたと思い出しても、すぐに実行できる程度の、小さな目標。
疲れていても、眠くても、これくらいならすぐできる程度の、小さな目標。
そして、それを必ず実行する。
こんなチッポケなこと…と馬鹿にせず、やり遂げた自分を認めて、称賛する。
失敗しようがない目標だから、必ず成功するし、続いていく。
そしてそれが自己肯定感を高めることになる。
う~~~ん、なるほど。
私のエベレスト級の目標とは対照的だ。
そんなんでいいの…で、いいんだな。
では設定してみよう、”小さすぎて失敗すらできない”ちょっとしたポジティブな行動”。
① 夜10時までにメイクを落とす。→ 早寝につながる。
② PCの前に座り、ブログ入力画面に100文字打ち込む。 → 毎日更新につながる。
③ スクワットマジックを30秒やる。 → 理想の体型・体重に近づく。
どれも目が点になるような小さな目標だけど、これが習慣化すれば、すごく嬉しい。
「続けてる?」と、励ましあえる仲間いれば、なおいいな。
『小さな習慣』は、立花B塾レベル1の課題図書。