北欧の旅2025⑭ ヘルシンキ/マリメッコと街歩き

マリメッコと街歩き・・・なんてサブタイトルにしたら、マリメッコちゃんと一緒に散策する、またはマリメッコを持って歩き回るみたいなイメージになっちゃうね。

明日の夕方には帰国の飛行機に乗るので、今日はヘルシンキ最後の日。

女子達が絶対外せないと主張する、マリメッコ本社に行ってみることにする。

マリメッコ

マリメッコとはカラフルで大胆なデザインが特徴の、フィンランドを代表するデザインブランド。

名前は知らなくても、その商品は、誰もが必ずどこかで目にしているはず。

これはウニッコという代表的な柄なんだけれど、ね、知ってるでしょ?

ちなみにウニッコとは、芥子の花(ポピー)のこと。

こういうデザインを施した衣服やバッグや食器やリネンを製造販売している。

その本社とアウトレットが、ヘルシンキにある。

パスを使って電車に乗るのも、もうお手の物。

路線を調べて、Herttoniemen(発音分からず😅)という駅で下車。そこから徒歩10分。日本に居る時もそうだけれど、右も左も分からない外国では、Googleマップが頼みの綱だ。

スーパーマーケットやマックやガソリンスタンドを目印に、てくてく歩いていったら・・・。

「あ、あれじゃない?」

木立の中の白っぽい建物。

マリメッコの本社というから、もっとこうど~~んと聳えるビルみたいなものを想像していたのだけれど、意外と質素。

オープン10分前なのに、もう待っている人がちらほら。・・・それもみんなオリエンタル。今更だけれど、マリメッコはアジアで人気なのねぇ。

アウトレットもあって、ディスカウントされた商品が、美しく陳列されていた。

隙間という隙間にぎっしり並べるのではなく、スペースをたっぷり使って、商品の魅力が際立つように。

ここでも円の弱さを実感する。いくらディスカウントされていても、円換算したら、全然、お得感がない。

これって、いったいいつまで続くのだろう。日本初の女性首相とともに、この低迷から脱出したい。

女子達はいっぱいお買い物をしていたようだが、私は早々に熱気にあてられ、休憩スペースへ。

同じく買い物には興味がないケビンと、休日のイオンでよく見かけるお父さんみたいになっていた。

同じフロアにマリメッコの社員食堂がある。

各種ガイドブックで、一般人も利用できる、ヘルシー、食器が全てマリメッコと絶賛されているので、お買い物をしたら社食という流れができているようだ。

ただ私たちはそれほど空腹ではなく、メニューがホテルの朝食と被っていたのもあり、食事はパス。

Kauppatoriのマーケット広場

いったん電車でセントラルステーションまで戻り、トラムに乗り換えて、Kauppatoriのマーケット広場に行くことにした。

人間の適応力ってすごい。たった3日で、複雑な路線図を読み、電車やトラムに乗って、目的地へ行けるようになった。

・・・といっても、私たちは反対方向へ行くトラムに乗っちゃって、引き返したけれどね😅

トラムは街中を走る。だいたい人の目線と同じ高さなので、歩いてる感覚に近い。窓外をぼ~~っと見ているだけでも、なかなか楽しい。

マーケット広場に到着。港のすぐ傍で、カモメが飛び交い、観光船が発着し、屋台が建ち並び、たくさんの人が行き交い、とても賑わっている。

フルーツのブース。ビルベリー、スグリ、ラズベリー、カラフルで美味しそう。

これこれ。有名な平たいモモ。

森のピクニックで摘んだキノコだ!

屋台から美味しい匂いが立ち上っている。各々好きな物を買ってきて、ランチにすることにした。

ノルウェー同様、フィンランドでもサーモンのスープは定番のようだ。どれもボリュームがすごそう。

私はトナカイのホットドッグにしたよ。

味わってみたけれど、普通のソーセージとの違いが分からなかった😅

犬連れの人も多く、ワンコ大好きな私とyasuyoちゃんは頬がゆるみっぱなし。

お尻の画像で失礼😁 柴犬? 秋田犬かしら・・・。

アカデミア書店

ここから徒歩圏内にアカデミア書店がある。

かなり足が疲れてきていたけれど、せっかく来たのに・・・という観光客特有の欲が出る。

お天気もいいし、ゆるゆる歩いていきましょう。

お散歩日和だね~~。

町並みも素敵だ。

重厚な建物。路面店はルイヴィトン。

あったよ、アカデミア書店。

フィンランドを代表する有名な建築家アルヴァ・アアルトの設計で、地上3階、地下1階の建物の中央部に大きな吹き抜け。アアルトらしさをを残しつつ、本を探す人の動線がよく考えられている。

2階のカフェも同じアアルトのデザインで、照明器具などもこだわっている。

実はこのカフェ、映画【カモメ食堂】のロケ地でもある。

【カモメ食堂】の大ファンのakemiちゃんにとって、外せない場所だ。

さっきご飯を食べたばかりだけれど、このカフェでお茶しなければ。

よく覚えていないけれど、コーヒー1杯、1000円以上したと思う。😅

パスタのランチは2500円くらいだった。

さて、これからどうする?・・・と作戦会議。

カンピ礼拝堂

アカデミア書店からぶらぶら歩いて10分ほどで、オレンジ色の樽みたいな建物が見えてきた。

実はこれ、繁華街のど真ん中に建てられたカンピ礼拝堂。

教会ではないので礼拝は行われないが、ふらっと立ち寄って静寂に浸ることができる。

お喋り厳禁。撮影禁止。

防音になっているのか、中に入れば街の喧騒は全然聞こえない。

礼拝堂内部は楕円の円柱形、余計な装飾のないシンプルな内装で、ベンチが並んでいて、天井との境目から光が降ってくるような、柔らかい間接照明。

座っているだけで、厳かな気持ちになる。
(神よ、旅の恥はかきすて・・・とはしゃぐ旅人を、お赦しください)

礼拝堂横の広場に、よく分からないオブジェがあった。

元気が余っている人たちは、早速上っていって写真撮影。

お疲れ組は下から、なにやってんだ・・・って顔で眺めていたけれど、楽しそうでなにより。

ムーミンショップに立ち寄って、お土産を買う。

街のあちこちに大小いくつものムーミンショップがある。

観光客もいっぱいだけれど、地元の人もいる。人気者なんだね、水色のカバ。

日本でいうなら、キティちゃんかポケモンかな?

今日はよく歩いた。そろそろホテルに戻ろう。

北欧の旅2025⑮につづく

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この記事を書いた人

Chikakoプロフィール

Chikako

金沢市在住。バラとコーヒーとコーギーが好き。
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