肩が重いな、背中がだるいな…と初めに意識したのは高校生の頃だろうか。
でも人体とは、みんなこんなものだとずっと思っていた。
大人になってから、肩こりとは無縁…という人と遭遇し、これはひとつの症状であって、人体に備わったものではないと知る。
20代前半、カイロプラクティックの先生に調べてもらって、両方の脚の長さが少し違うことが判明。
そういえばまだ幼児の頃、歩き方がおかしい…と母が気づき、受診したことがあると聞いた覚えがある。
その時はまだ成長途中なので、様子を見ることになったとか。
当時すでに骨格に歪みが生じていたのかもしれない。
背中や肩のこわばりは、パソコンを使うようになってさらに悪化する。
字幕翻訳の仕事をしていた時は、1日10時間近くPCと向き合っている日もあり、番組1本仕上げる毎に、マッサージに行くのが無上の喜びだった。
マッサージに指圧に磁気治療…、いろいろ試してみたけれど、一時的にラクになっても、一晩寝れば元に戻るので、もうこれは一生付き合っていくしかないと諦めていた。
そんな時、近所に女性専門の鍼灸院があることを知り、オーナーも素敵な方だったので、軽い気持ちで試してみようと思った。
一時的であっても症状がラクになればいいし、なにしろ私は施術されるのが好き。
コリを解消する道具は数あれど、人の手に勝るものはないと思っている。
月に2回ほどのペースで通い始めて3ヶ月。
エクラ鍼灸院のひろみさんの施術は、当たりがとても柔らかい。
鋼のようにガチガチな場合以外は、ブスッと刺さない。
細い鍼でさっと撫でるだけ。それもほんの一瞬なので、触ったか触らないか分からないほど。
それなのに、1秒後には脈が変わるのだ。
ひろみさんは脈をとるだけで、私が昨夜、よく眠れなかったことをズバリ言い当てるし、コリの親玉みたな箇所をピンポイントで押さえる。
思わず、あ~~~そこそこ~~と、何度声を上げたことか。
こういうのをプロの技と言うのだろうなぁ。
私の最近のお気に入りは、置き鍼。
施術の最後に、小さな針を仕込んだシールを貼ってもらう。
通常は1~2日で剥がれるらしいが、私の場合は10日くらいもつこともある。
この置き鍼をしている間は、肩がすごくラクなのだ。
肩こりの原因が骨格にあるのなら、完治は難しいけれど、症状が持続的に軽くなるのは、本当にうれしい。
さて全身状態が改善してきたので、かねてから興味のあった美容鍼も試してみることにした。
ここ2~3年、とみにその存在を主張するようになった、ほうれい線とマリオネットライン(口角から顎へ伸びるシワ)、そして目の下のタルタル。
寄る年波なんだから、仕方ないと言えば仕方ないのだけれど、このシワやたるみは顔の印象を大きく左右する。
整形とかしないで、改善できるなら、ぜひ!やってみたい。
耳たぶを回すリンパケアでアプローチしている友人もいて、彼女の成果と比べてみたら、なお面白かろう。
ひろみさんの美容鍼は、瞬間的に0.2ミリだけ刺す。
0.2センチではなく、0.2ミリよ。
もちろん痛みはなく、ちょっとピリッとするくらい。刺激はほとんど感じない。
でも敏感な肌は、そのわずかな刺激に反応して、自らを修復しようとコラーゲンやエラスチンを生成するんだって。
顔全体をいっぱいチクチクしてもらうこと30分。
眠そうだった目が、ぱっちり開いてる!白目の面積が広くなってる。頬の位置も心なしか高くなった?
効果は直後よりも、24時間後くらいのほうが分かりやすいと言われた。
明けて翌日、あくまでも主観だけれど、触った時の頬の感触が違う。
…肌に弾力があり、少し引き締まったように見える。
最初は1ヶ月に3回くらいの施術が望ましいとのことで、とりあえず3回やってみる。
もちろんBefore&Afterの写真は撮ったけれど、超絶恥ずかしいので、…3回の施術後に、もしかしたら小っちゃく小っちゃくアップするかも…。(^^ゞ