普段、当たり前だと思っていることが、全然当たり前ではありませんでした。
大雪の影響で、交通が麻痺し、物流も滞り、改めて気づかされた当たり前の有り難さですが、さらに追い打ちをかけるような事態が発生しました。
左義長に出かけた白山比咩神社。
大渋滞を乗り越えて駐車場に入りました。
すでにお焚き上げされたしめ縄や書き初めが、駐車場の真ん中に山となっています。
傍らにはショベルカー。
あまりにも量が多いので、ショベルカーでならすのは、いつもの光景です。
職場に飾ってあったしめ縄をお願いして、さて、お参りを・・・。
でもお腹が空いちゃったので、同じ敷地内の善与ェ門で、いつもの草餅ぜんざいを食べたくなりました。
いつ食べても、上品な甘さで、よもぎの香りもかぐわしく、本当に美味しい。
10年来の大ファンです。
身体も温まったところで、元気いっぱい、社殿に向かいました。
と・こ・ろ・が!
空は晴れ渡り、比較的穏やかな陽気だったのに、ほんの一カ所だけ、駐車場に凍っている場所がありました。
広い駐車場で、わざわざそのポイントに足を踏み入れるワタクシ!
ふわっと身体が浮き上がり、体勢を立て直す暇もなく、バンザイしたまま転んでしまいました。
まるで漫画のシーンのようでした。
凍ったアスファルトに左側面が叩きつけられ、なにが起こったのか、しばらく分かりません。
左腕と左脇の感覚がなく、呼吸もしずらい。
どうしよう・・・、どうしたらいい?
車に戻ってしばらく休憩しました。
やがて感覚が戻ってきます。
い、痛い・・・。😭
血は出ていないけれど、息をする度にズキズキ痛い。
これは、もしや肋骨にヒビ?
しばらく様子をみても、目立って腫れてくるわけでもないので、多分折れてはいないでしょう。
でも、痛い。
身体は動かせるし、歩行も問題ありません。
せっかく来たので、神様にご挨拶だけでも・・・と、そろそろ歩いてお参りだけしてきました。
運転も大丈夫でしたが、帰宅しても痛みは治まりません。
寝転ぶ、起き上がる、かがむ・・・、そんな何気ない動きに激痛が走ります。
くしゃみをしたり、笑ったりすると、悶絶します。
肋間神経は痛い・・・と聞いていましたが、体験しないと本当のところは分からないものですね。
肋骨の骨折やヒビには、対処療法しかありません。
湿布して、安静にして、バストバンドで固定するくらいしかできないのです。
大人しくしていれば、3週間くらいで、自然に治るとか。
このコロナ禍に入院とかオオゴトにならなくて、よかった・・・、けど、いつまで続くのかな、この痛み。
そして改めて知る、普通に動けることの有り難さ。
洗濯物を干すにも、フライパンを持つにも、湯船に入るにも、いちいち「うああ!」と悲鳴を上げなければいけないのは、本当に不自由です。
当たり前は当たり前じゃない。
雪と転倒と、二段重ねで教えられました。
それにしても、片道40分もかけてご挨拶に行った私にこの仕打ちって、神様もあんまりじゃない?
(お天気は最高。青空と杉のコントラストがきれいでした)