雪で閉ざされた北陸。
交通が麻痺し、物流が滞りました。
当たり前だと思っていたことが、本当は当たり前じゃなく、たくさんの人の労働や努力の賜であったことに改めて気づかされました。
お店に溢れる豊富な品物。
季節も産地も関係なく、いつでもどこでも手に入る食料品。
車に乗れば、ふらっと出かけられる自由。
covid19の行動規制もそうですが、制限をかけられて初めて、自由の意味や有り難みに気づく生き物みたいです、私たちは。
(大雪の日)
(雨が降って一気に溶けた)
大雪の後、とりあえず車が通れるように・・・と、ブルドーザーが道路の雪を両端に寄せます。
すると道路沿いに延々と高い雪の壁が築かれ、特にコーナーは山のようになります。
この山が邪魔。
視界が極端に悪くなり、大通りに出ようとするドライバーにとっては死活問題です。
右から車が来ているかどうか、車体半分くらい通りに乗り出さないと分からないのですから。
それでも仕事や生活に必要なので、車を出します。
この時期、誰もが徐行を心がけてはいますが、やっぱり危険であることに、変わりはありません。
ブルドーザーに遅れること1日、今度はショベルカーとトラックが来て、雪山を崩してくれました。
トラック山盛りに雪を積んでも、コーナーの山がひとつ消えるくらい。
いったいいくつの山を、崩さなければいけないのでしょう。
地道な作業が果てしなく続きます。
お仕事とはいえ、本当にありがたい。助かります。
あちこちで急ピッチで除雪が進み、市内が大渋滞した連休明けから2日で、生活道路も問題なく走れるようになりました。
すっからかんになったスーパーやコンビニの棚も、通常通り。
朝獲れのお刺身まで、手に入ります。
なんという普及力。人間はたくましい。
これなら無理かなと思っていた左義長も、ちょっと遠くの神社まで行けそうです。
温室育ちで、苦労知らずのココちゃん。