やる気スイッチのことを調べていて、面白いことが分かりました。
なるほど、そういうことだったのか…と、いたく納得❣️
やる気スイッチの一端は、脳科学で説明できるのです。
側坐核…って聞いたことありますか?
図の赤い部分、脳の中央部、左右に二つある小さな器官です。
この側坐核が刺激を受けると、脳内物質が分泌され、やる気がでるとされています。
では、どうやって、側坐核に刺激を与えるのでしょうか。
それはね、なんと行動することなんだそうです。
作業興奮といって、行動することによって、側坐核は活発に働き始めます。
誰しも身に覚えがあると思います。
嫌々始めたことなのに、やっているうちに、それほど嫌ではなくなり、それどころかエンジンがかかって、ノッてきちゃったこと。
草むしり、したくないけど、草ぼうぼうだし、仕方ないから10分だけやるか。
…と始めてみたら、あっという間に1時間たってしまった。
今日はブログ書きたくないなぁ…、とりあえず最初の挨拶の部分だけ書くか。
…とパソコンの前に座って書き出したら、何だか知らないけれど、スイスイ書けちゃった。
書類の整理、早くやらなきゃと思いつつ、溜めに溜めたり、山になっちゃったよ。
全部は無理だから、このファイルに入っている分だけね。
あれっ?やり始めたら、どんどん加速して、ゴールが見えた。
洗面台が汚れているから、掃除しないと・・・。
面倒くさいから、本当は見なかったことにしたい。
…でも、5分だけ、5分だけでいいから、やってみよう・・・とゴシゴシ。
んん?なんだか排水口も磨きたくなってきちゃったぞ。
つまり、草むしりの最初の10分、ブログの挨拶部分、ファイル1個分の書類、5分だけの洗面台掃除に、実際に着手し行動することで、側坐核が刺激を受け、脳内物質を量産し、最初はなかったやる気が出てきて、しかもどんどん充填されて、マックスになったということです。
お片づけしたいけど、できないと嘆く、そこの君!
やったらいいことは百も承知だけれど、いざ始めようとすると、何を捨てたらいいか分からないし、要・不要の判断もできなくて、嫌になっちゃう。
今日は朝から、かったるくて、何もする気にならない。
するべきことはいっぱいあって、やらなきゃ…と思えば思うほど、気持ちばかり焦って、動けない。
そんな時は、ぜひ側坐核のことを、思い出してください。
一番難しいのは、最初の一歩。
でも最初の一歩を踏み出して、行動することで、脳が貴方を助けてくれます。
とりあえず、簡単なモノ、捨てても心がさほど痛まないモノから、スタートしてみましょう。
1個だけ、ちょっとだけ、5分だけ、ゴミ箱1杯分だけ、引き出し1個だけ…。
だんだんにエンジンがかかって、もしかして、今日、お片づけの神様降臨してる?…なんて感じになるかもしれませんよ。
参考文献:海馬ー脳は疲れない(新潮文庫)
ウィキペディア「側坐核」