家のインテリアを考える時、なにを重視する?
家具、カーテン、敷物、配置、ライティング・・・。
考慮することがいっぱいありすぎて、普通はどうしていいかわからな~~~い😭となる。
好きなテイストの傾向に沿って、実際にいろいろ置いてみても、なにかチグハグになったり。
そう、インテリアはトータルで考えなければいけない。
好きな椅子、好きなテーブル、好きなランプ・・・、それぞれ好きな物かもしれないけれど、ただの寄せ集めではバランスが悪い。
そして、それは庭も同じ。
好きな花苗、好きな球根、好きな樹木をただ植えても、俯瞰してみたらなんだかゴチャゴチャして美しくない。
おまけにインテリアと違って、植物は育つ。
ひょろひょろの若木も、やがてはどっしりした樹木になり、さらにアンバランスさが増す。
そう、お庭もトータルで考えなければならない。
成長した植物の姿を見越してのプランニング。
でも、それ、素人にはハードルが高い。
だって私たちは、あ、あのお花かわい~~というだけで花苗を購入し、適当な場所に植えちゃうから。
必要なのは、どんな庭にしたいのか・・・と、最初から考える計画性。
理想のお庭を作りたいというパッション。
そして客観的なプロの目。
植物で夢を描くセルフプランニング教室
この人は、どうしていつも私の心をくすぐる企画を、いいタイミングで出してくるのかなぁ・・・と不思議になる。
最初の出会いは、2013年秋。
おとな美女の知的な話し方教室・・・という、興味をひかれずにはいられない講座を主催していたのは、印象美プロデューサーの小西敦子さん。
この時はまだ知らない同士だったが、隣り合う部屋でそれぞれ講義をしていた。
その後、ご縁があって出会い、彼女の研ぎ澄まされた感性に圧倒され、コミュニケーションやファッションなど、様々な学びの機会に浴す。
そして今回。
なんとなくやってきたガーデニングだけれど、一度、きちんとプロに見てもらいませんか?・・・というお誘いが。
バラの写真をシェアしたがりの私は、ガーデニングの達人・・・みたいに、ちまたで誤解されている。
だけど本当は、手当たり次第に植えた植物たちが、自由奔放に育ってしまって、なんかちょっと違うんだけど、もはや手の打ちようがないとギブアップしている状態だった。
カメラのファインダーで切り取った、小さな美しさだけでもういいか・・・と。
すでに諦めていたので、しばし参加を迷った。
いまさらガーデンプランニングなんて。
だけど土いじりが好きで、バラが咲いた瞬間がしあわせで、植物との対話に癒やされる私の心に、ジワジワ侵食してくる講座案内。😅
庭は面積の大小にかかわらず、住む人の小さな楽園です・・・なんて言われたら、ねえ。
気になるってことは、無視しちゃいけないってことだ。
・・・で、10月半ばの小雨降る日曜日、生まれて初めてのガーデニング講座に参加した。
理想の庭を求めて
初めての開講とあり、受講生は小西さんを含めて4名、
「私が学びたいことを企画しただけ」と小西さんはコロコロ笑う。
講座開催のインスピレーションが、東山魁夷からきているとか・・・、やっぱりいろいろ超越している。
教えてくださるのは荒岡明子さん。
京都の古庭園からイングリッシュガーデンまで、幅広い分野で20年以上の実績を持ち、住まいと暮らし全体の物語を大切に、五感に響く景色やサステナブルな循環を作りづけている方。
・・・と書くとなんだか難しそうだが、要は世界中のお庭のことを知り尽くした庭造りのプロ。
造園というと男の仕事というイメージもあるが、私たちが求めているのは、理想を実現する確かな目と女性ならではの細やかさ。
(荒岡明子先生と小西敦子さん、ガマダンのプライベートスペースにて)
(講座のおやつは、敦子さんがわざわざ能登まで買いにいってくださった黒イチジク。)