アドベントカレンダーとは、クリスマスまで1日ひとつずつ、小さなおもちゃやお菓子が出てくるカレンダー。
私も1日ひとつずつ、幸せの種を数えています。
ふっと気がついたら、もう16日。あと10日しかないんですね。
December 16
家を磨くことは、自分を磨くこと。
ええ、ええ、十分すぎるくらい分かっておりますとも。
でも見ないようにしていた、シンクの汚れ・・・。
先日、スプレー式の日焼け止めを処分するため、缶に穴を空けた。
外は寒いので、台所のシンクでやったんだけど、内容物が、シューーーーッと勢いよく噴き出した。
もう使わないから捨てたいんだけど、使わないから中身が半分くらい残っていた。
なんで使わないかというと、色がついた日焼け止めだったから。
つまりスプレー式のファンデーションみたいな商品で、吹きかけると髪や服にも色がつく。
もちろん自分で購入したものではない。(^^ゞ
・・・で、最後のあがきとばかり、私のシンクを肌色に染めてくれた。
しかも水溶性ではないのか、こびりつく。
ざっと掃除はしたけれど、そこここに名残が・・・。
その状態を1週間も放置していた私は、なんなんだ。
きれいを推奨するお仕事をしていた人とは思えない!
シンクを使う度に、目に入る汚れ。
ああ、やらなきゃ、やらなきゃ・・・と何度も思う。
そして先延ばしした罪悪感から、ついまた目をそらす・・・の繰り返し。
でもなんの得にもならないよね。
身体は命の器、家はその身体の器。
家をないがしろにすることは、命をないがしろにすること。
よし、やろう!
磨いた。
油脂はお湯と洗剤で。くすみはメラミンスポンジで。
メラミンスポンジが2個、すり減って消滅し、シンクの中はおろか、排水口の中までピカピカになった。
所要時間5分。
なんで?なんでこの5分がこんなにハードル高いかな・・・。
やってしまえば、こんなに簡単で、こんなに気持ちがよいのに。
ピカピカのシンクに誘われるように、10年ぶりくらいにリンゴをウサちゃんにむいた。
そうしたらいい年をした息子が、まんざらでもない顔で、シャリシャリと食べていた。
人生に必要なのは、こういう無駄なんだなぁ・・・。
無駄をありがたがれるのは、心にゆとりがある時だけ。
・・・というわけで、おそらくこの勢いのまま、あちこち磨きまくることになるだろう。
外は雪だし、ちょうどいい。
12月16日の幸せの種は、ピカピカのシンクと初心。