今日で4日目!…三日坊主は免れた~~😅
なんのことかっていうと、ただの朝散歩なんだけどね。
暑すぎなくて、寒すぎなくて、雨が降ってなくて、午前シフトに入ってなくて、しかも行く気のある朝なんて、そうそうあるもんじゃない。
だけど4日連続、そんな恵まれた朝だった。
適当にメイクをして(UVケア)、帽子をかぶって、スニーカーを履いて、さあ行きましょう。
メタセコイアの並木をてくてく歩く。
この住宅地に引っ越してきて26年。
子どもの送迎に犬の散歩に通勤に買い物に…、すでに1万回くらいは通った道だけれど、毎回、その美しさにため息が出る。
この道は春夏秋冬、きれいだ。
裸ん坊で黒々とした枝しかない冬も、雪に覆われてモノトーンになる時期も、芽吹きの春も、新緑が風にそよぐ初夏も、カンカン照りに負けない分厚い緑のトンネルになる夏も、オレンジ色に染まる秋も、どの季節も本当にいい。
26年前はほっそりしていた若木も、今では堂々たる体躯でどっしり構えている。
高原のリゾートにいるわけでもないのに、毎日、高原にいるかのような気分。
こんな豊かな空間をほぼ独り占め。
なんて贅沢なんだろう。
約20分、早足で歩き、公園に戻ってきて、そのままベンチで瞑想する。
鳥の声を聞き、頬で風を感じ、木々のざわめきや蜂の羽音に浸っていると…、皮膚が溶けていくような感じがする。
私と外界を隔てる皮膚がなくなって、自分もこの自然界の一部になったかのような。
「瞑想する時、何を考えればいいですか?」と聞かれたことがあるが、なにも考えなくていい。
ただそこに在ることを感じていればいい。
自分が地球の一部であることを感じていればいい。
そうやって浸っていると、あっという間に20~30分経過してしまうから、時間の感覚って不思議だ。
瞑想を終えて目を開けた時の感覚が好き。
少しだけ世界が色鮮やかに見えるから。
ふと目を上げると、さっきからサヤサヤサヤサヤと囁いていてユリノキに花が咲いていた。
街路樹としてもよく見かけるユリノキだけど、背が高いからか、花に気づくことはあまりない。
なんだか得した気分だ。
やたらと頭上で鳴く鳥がいた。
シジュウカラだった。
写真を撮ろうとカメラを構えるも、木の枝から枝へチョコチョコ動いて焦点を合わせられない。
だがせわしなく動いているのに、同じ木に留まっている。
しかも一羽じゃなくて、二羽いるじゃない?
チチチチ…と鳴いているのは、なにか警戒しているのかな。
そこではっと気がついた。
5月は子育ての季節。
この木に巣を作っている最中か、すでに卵があるんだ、きっと。
目をこらすと、幹に一筋の切れ目が。
あそこか。
ごめん、ごめん、邪魔したね…と早々に退散した。
隣の大きな木に、カラスがとまっているのが気になるな。
どうか見逃してあげて…。