ある日のおくすりなごはん(2024年4月12日)

鳥の声がふりそそぐ。

素早い動きにカメラは追いつかないが、にぎやかな声に彼らも春を謳歌しているんだなぁ…と感じる。

この春の佳き日に、ここ船戸クリニックでは、陶芸家・伊集院真理子さんの作品展が行われている。

素朴で温かみのある土鍋は、最高においしいご飯を炊き上げると評判だ。

その伊集院さんの土鍋と器を使い、船戸クリニックの名物シェフ・西村祐子さんが料理をする、夢のコラボが実現した。

伊集院真理子さんの土鍋を楽しむ会

会場はvillacampoのお隣、パッファエイメ。

部屋に入ってまず目にしたのは、無垢の一枚板のテーブルにずらっと並んだ土鍋。

カラフルな土鍋、あの中にはいったいどんな料理が?…期待が膨れ上がるのを誰も止められない。

シェフがひとつずつ蓋をあけていく度に、歓声が上がり、シャッター音が止まらない。

では土鍋の中身を上から順にご紹介。

【蒸し野菜】

アスパラ、筍、ブロッコリー、豆、ぜんまいが、ほわほわ湯気をあげている。

春らんまんなスターターだ。

【パプリカとブリ】

パプリカの中に、ブリとトマトがお行儀よく収まっている。

ブリの上には豆鼓(とうち)。 

豆鼓とは、黒豆に塩を加えて発酵させた中華の調味料で、塩みがかなり強い。

目にも美味しい蒸し料理。

【豚肉の煮込み】

豚ロースの大きな塊に下味をつけ、一晩寝かせる。

土鍋に水を1㎝ほど張り、肉を入れて加熱。沸騰したらとろ火にして20分…って言ってたかな。

鍋の性能に助けられたとはシェフの談。

トッピングはタンポポの葉とみかんの皮。

お肉がびっくりするくらい柔らかく、箸で簡単にほぐれる。特にソースなどは不要で、そのままパクパク食べるといい。

【春雨しゅうまい】

「きゃ~~可愛い💕」の大合唱。

鶏とエビのミンチにお米とナバナを足した種をまあるく成形して、周りに短く切った春雨をまぶし、蒸し上げる。

蒸す過程で、春雨がちょうどいい硬さに戻る。

映えるけれど、見た目ほど難しくないので、パーティなどにおすすめとのこと。

【ふきと揚げの煮物】

ふきって、すごく手がかかるんだよね。でも美味しいから食べたい。

労力を惜しんでいては、美味しい物にはありつけないということか。

揚げにいい出汁が染みていて、日本人なら誰もがお代わりしちゃうこと必至。

【うずらの巣ごもり】

千切りキャベツのベッドに、うずらの卵ちゃんたちがすやすや眠っている。

隠し味はチーズ。

野菜とタンパク質だから、ヘルシーだよね。

あ…、これはもしかしたら、私でも作れるかも。

【紅茶粥】

レモンに覆われたこの鍋が、まさかお粥だなんて、誰が想像できる?

しかも緑茶じゃなくて、紅茶!

なんて柔軟な発想。

オリーブの塩辛さが、いいアクセントになっていた。

【花ゼリー】

お庭で積んできた花がいっぱい散らしてある、華やかなゼリー。

ゼリーはエルダーフラワー。

エルダーフラワーは、風邪予防や美肌、デトックス、リラックスなどに効果があるハーブ。

よくドリンクとして供される。

あっさりしていて、ほのかに甘く、すごく好き💕

右から【いちごのコンポート】、【豆乳プリン】、【クローバーケーキ】

豆乳プリンにいちごのコンポートを添えていただく、しあわせ💕

土鍋でこんなにきれいなプリンができるなんて、知らなかった。

クローバーケーキは、庭から摘んできたクローバーを使っている。もちもちして、ケーキというよりは、蒸しパンに近い。

デザートが4品もあって、うれしい。

箸やすめの【冷めん】。

三つ葉と水キムチが入っていて、スープはちょっと酸っぱい。

菜の花の黄色が、かわいい。

土鍋の実力

今回の料理は、冷めん以外、すべて伊集院真理子さんの土鍋で調理している。

土鍋の可能性を見せつける食事会でもあった。

西村シェフは、こんなに何品も時間内に作れるだろうか…と案じていたけれど、土鍋がいい仕事をしてくれたので、思いのほかサクサク捗ったと話していた。

伊集院さんの土鍋については、方々からその噂を聞いている。

可愛いだけでなく、かなりの実力者だと。

こんなに色々な料理ができるなら、私もトライしてみたいなと、一人用の小鍋を買ってみた。

まずは炊飯から始めてみよう。

取り皿も伊集院さんの器。土鍋とお揃いの柄もあるよ。

以上、2024年4月12日のおくすりなごはん(伊集院真理子さんの土鍋を楽しむ会)のレポートでした。🍲

この記事を書いた人

Chikako

金沢市在住。バラとコーヒーとコーギーが好き。
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