リビングの窓のすぐそばに、ヒマラヤスギがあるのだが、そこにシジュウカラが巣を作り始めた。
昨日から、2羽が入れ替わり立ち替わり、あたりを伺いながら、梢にやってくる。
小さな口ばしに、巣材をくわえている姿がなんとも可愛らしい。
家に居ながらにして、シジュウカラの子育てを見られるなんて、なんとも楽しみで仕方がない。
個体差はあると思うが、ほんのり青味がかった羽の色。これが青い鳥?
幸せの青い鳥は、どこか遠い所ではなく、自分にの足元にいると言うが、我が家の場合は窓の外にいる。
驚かせたくないので、今は写真は控えよう。
願わくば、カラスやトンビの目にとまりませんように。
(出展: Petpedia)
さて、シジュウカラが巣作りで忙しい頃、関東に住む我が娘も、巣の整理に勤しんでいた。
全ての試験が終わり、もう今度こそダメ、留年かも…を耳タコになるまで聞かされたが、めでたく進級が決まったその日、彼女は部屋を片づけることにした。
これは毎年の恒例行事。
学年が終わると、前年に使った資料やノート類を処分し、不要な教科書は下級生に譲り、ついでに衣類もごっそり断捨離する。
自分が勉強してきたノートなんて、後から必要になったりしないんだろうか…と、私は思うのだが、イマドキの若い子たちは、終わった教科は全て過去になるらしい。
潔いというか、クールというか。
そしてごっそりモノが減った部屋から、新たな1年をスタートさせる。
生きていれば、必ずモノは入ってくる。
だけど一旦入ったモノたちは、自分が決断して出さない限り、未来永劫、そこにいる。
入るばかりで、出ることがなければ、当然、その部屋はモノが溢れた、息苦しい空間となってしまう。
人のための部屋ではなく、モノのための部屋になってしまうのだ。
だから定期的に、出す機会を設けるのはとてもいいことだと思う。
新陳代謝は大切だからね。
母親として娘に伝えたかったことはたくさんあるが、1年の終わりにリセットをかける習慣は、その中でも上位にくるもの。
不要なモノは断捨離して、スッキリした空間からスタートする1年が、そうでない場合と比べ、明らかに違いを生むことを、すでに体得してくれているのが嬉しい。
さあ、私もリセットしよう。
(ワンルームなのに、このゴミの量!)