ブログ仲間のひろみさんに誘われて、初めて訪れたアトリエ・コジー。
主宰の野崎三四子先生から、パリスタイルのアレンジメントを教えていただく。
パリスタイルとは?
フラワーアレンジメントには様々なスタイルがあるが、パリスタイルでは、花の気持ちをくみとってアレンジする。
つまり人間側が、こうやったら綺麗になる…とあれこれ画策しない。
どこに収まりたいのか、どの角度で落ち着きたいのかを、花に任せるという。
綺麗にアレンジしてやろう、自分の腕前を生かしてやろうと思うのは、人間のエゴ。
花はもうそこに在るだけで美しい。
だから右をを向きたいと主張する花を、力づくで左を向かせようとしない。
だらん…と垂れ下がりたい花を、上を向くように矯正しない。
…以前、茎の中に細い針金を入れて形を整える方法を見たことがあるが、パリスタイルでは、きっと論外なのだろう。
私も枠にはめられたり、何かを強制されるのは嫌いなので、きっと花たちも同じだと思う。
できる限り自由に、向きたい方を向かせてあげるのは、自然体で無理がない。
先生は、「花をかわいい、きれいと思う気持ちが一番大切」と仰る。
本日の花材
今日のテーマは色合わせ。
パリスタイルでは、だいたい3~4種類で色数を押さえる。
本日の花材は3種類。
カンパネラ5本。
クシャクシャッとした花びらの可愛らしさとオレンジイエローの明るさに、思わず歓声をあげてキスしてしまった。
対するグリーンの小バラはコンキュサーレ。
たった2本でも、存在感はばっちり。
あとドラセナの葉っぱを5本。
イエローとグリーンが強い取り合わせなので、紫のドラセナは仲介役かな。
ブーケを作る
花屋さんで花束を作ってもらう時、たくさんの花を高速で束ねていく手際のよさに、目を奪われる。
あれはまさに技術。
ただ束ねているのではなく、ある法則に従っている。
1本目をしっかり握って、2本目を入れ、緩まないように3本目、4本目、くるっと方向を変えて、さらに5本目、6本目と入れていく。
その方法を、練習した。
全部で12本の花材。ブーケとしては小ぶりだと思うが、たった12本でも、しっかり固定するのは、なかなか難しい。
最後にラフィアで結ぶのだが、気を抜くと、すぐ緩んでしまう。
慣れない手つきで、モタモタと結ぶ。
初めてのパリスタイル完成!
完成~~~~!
花材がいいので、すごく雰囲気のあるブーケになった。
美味しい紅茶と一緒に、作品を愛でる。
写真の撮り方まで教わる
レースのカーテン越しに優しい光が入る窓辺で、ブーケの撮影。
花をきれいに撮るコツを、いくつか教えていただく。
Chikakoの感想
アレンジメントは遥か昔、新婚ほやほやの頃、半年ほど習ったことがある。
今は毎週、好きなバラを数本買うが、アレンジすることはなく、葉っぱを間引いて、花瓶に生けているだけ。
こうやって本格的に花に触るのは、久しぶりだが、ただ触っているだけで、とても気持ちが華やいだ。
かわいいね…と語りかけながら、向き合う花たちのなんと愛らしいことか。
やっぱり好きなんだなぁと再確認した。
野崎三四子先生は、とても気さくな方で、お話もとても面白い。
パリにもお勉強に行かれるとかで、シャンゼリゼ通りを颯爽と歩く姿が目に浮かぶようだ。
楽しいレッスンをありがとうございました。
(ご一緒したのは、エクラ鍼灸院のひろみ院長・私は美容鍼施術3日目)