コロナの影響で、様々な職種が影響を受けている。
そのひとつにお花屋さんがある。
卒業式・入学式をはじめ、人の集まりが軒並み中止になり、花を会場に飾ったり、贈呈したりする機会が激減した。
くわえて、花は不要不急なアイテムとみなす人が多い。
私にとっては、エネルギーチャージの素で、生活から削ることは(できるけど)できない大切なアイテムだが、一般的には違うのだろう。
お花屋さんでの売り上げが落ちている…ということは、花の生産者をも直撃する。
テイクアウトを始めた飲食店を応援する企画があるが、食品に限らず全国の生産者を応援しようというムーブメントが起こっている。
出荷できなくてもバラは咲く
愛知県豊川市にある天野バラ園のオーナーの言葉に、はっとした。
『出荷できなくてもバラは咲く』。
栽培されている温室の中のバラたち、見頃になっても需要がない。
工業製品ではないので、出荷が見込めるまで待ってて…とは言えない。
誰の手に渡らなくても、咲いちゃうのだ。
そのままにしておけば、温室の中で咲いて枯れるだけ。
手塩にかけて育ててきた生産者には、見るに堪えない光景だろう。
出荷できなくてもバラは咲く…。
(天野バラ園代表取締役 天野真光さん HPよ)
Stay Home Roses
そんな天野バラ園が打ち出したStay Home Roses。
行き場のないバラを助けてほしい…というメッセージ。
12本か24本のブーケと定期3回便がネットで紹介されていた。
迷わず定期3回便を申し込んだ。
価格は、12本で2,800円(通常価格4,800円)、24本で5,200円(通常価格9,600円)。
3回コースは12本が8,400円(通常価格14,400円)。
送料が別途かかるが、3回コースは2回目と3回目が無料になる。
通常価格で1本400円だとしたら、かなりグレードの高いバラと見た。
バラを栽培する農家さんが、コロナ騒動以降もバラを栽培し続けていくため、今を乗り切ってほしい。
そのために僅かながら私にできること…、しかも愉しみながら。
(天野バラ園HPより)
1週間後、最初の12本が届いた
箱の中に納まっていたのは、ピンクと白のバラ12本。
梱包を解いてみて、すごくいいバラだということが分かった。
茎が太くてとてもしっかりしている。葉っぱも立派。
大切に育てられてきたバラたちだ。
ガラスのピッチャーに生ける
長旅の疲れもあるだろうから、しっかり水揚げをしてから、ガラスのピッチャーに生けてみた。
パリスタイルで練習したスパイラルを意識してみたけれど、ラフィアで固定していないので、なんちゃってスパイラル。
2本ずつ6種類。品種名が分からないのが、残念といえば残念。
白は同じに見えるけれど、微妙に形が違うので別品種だと思う。
濃いピンクの2本が、えもいわれぬ強い香りを放っている。
フォトギャラリー
ピンク1号。
ピンク2号。
似てるけど、違う品種。
混じりけのないピュアな白。なにもかも清めてくれそうな…。
香り立つ濃いピンク。小ぶりな花径だが存在感はばっちり。
唯一の紅。蕾の状態で到着したが、3日経ってもあたりの様子をうかがっている。頑固ちゃんかもしれない。
Stay Home Rosesの注文
現在、天野バラ園のStay Home Rosesは、受付をいったん終了したが、5月1日から再販するとのこと。
母の日のブーケも取り扱っている。
ご興味ある方は、ぜひ!