6月29日付けの北國新聞に、金沢のアジサイ寺の記事が載っていた。
先日、倶利伽羅不動寺の紫陽花を見てきたばかりだが、金沢とその周辺には、私が知らないだけで、紫陽花の名所がいっぱいあるようだ。
午前中、散策どころではない激しい雨が降っていたが、昼過ぎに上がった。
空気が洗われたように澄んでいる。
私は紫陽花は、日本晴れよりも、少しウェットな曇り空のほうが、似合うと思う。
今しかない!そう思って、車を走らせた。
本興寺のアクセス
本興寺の住所: 石川県金沢市薬師町ロ75
北陸自動車道・森本ICからだと、車で5分。
ナビが私を連れ込んだのは、細い農道みたいな道だった。
…ん?なにかデジャブな感じ。
倶利伽羅不動寺の別格本山に行った時と、すごく似ている。
でも倶利伽羅とは15キロ以上離れているから、同じ場所というわけではない。
田んぼの広がる農村地帯に、なにやらカラフルな一画が。
多分、あそこだな。
だが、あそこに到達するには、未舗装の穴ぼこだらけの道か、軽トラ一台がやっと通れる細い道を、突き進まなければならない。
美しい場所に行くには、それなりの苦労が付き物なのだ。
駐車場は10台くらい
駐車場…といっても、ラインも何もないが、10台くらいは止められる。
平日の昼間だったが、新聞に載ったせいか、1台分しか空きがなかった。
カメラを携えた老若男女が、今を盛りの紫陽花を撮影していた。
本興寺は日蓮宗
本興寺は、元々は真言宗の寺だったが、1294年、日像聖人が立ち寄った際に、住職を説き伏せ、日蓮宗に改宗させたとのこと。
以後、700年、日蓮宗の法灯を継承している。
お寺自体は、こじんまりしている。
手水鉢を紫陽花で埋めるのは、昨今の流行なのかな。
お寺なので、墓がいっぱいある。
その墓を囲むように、守るように、たくさんの紫陽花が咲いている。
お墓に眠る方たちに失礼のないよう、静かに鑑賞しよう。
紫陽花としずくを撮りたい
私が尊敬するセミプロカメラマンが、紫陽花の花びらからこぼれ落ちそうな水滴を撮った写真が、とても美しかった。
色のないしずくを撮るのは、なかなかむずかしそうだけれど、チャレンジあるのみ。
久しぶりに、α5100を充電して、いざ紫陽花寺へ。
現地に着いて、気がついた。
充電は100%だが、SDカードが入ってない!やっちまったぜ~~~~。
仕方がない、気を取り直して、iphoneで。
しっかり色が入る前の、若い感じがすき。
しずくが花の傷のように写る。難しいなぁ…。
手前の花びらに雨水が乗っているけれど、うまく写らない。(T_T)
ニュアンスのあるピンクちゃん。もうしずくにこだわらなくてもいいや。
妖艶なマゼンダ。
可憐にもほどがある!
ガクアジサイ。真ん中のツブツブの色が、超ラブリー!
空との対比が美しい。
見頃は、7月上旬までだって。
最後に、お地蔵様にご挨拶して。
ありがとうございました。
…で、この後すぐ、またバケツをひっくり返したような土砂降りとなる。(^^ゞ
ほんの1~2時間、梅雨の晴れ間のひとときだった。