久しぶりの朝散歩。
ずっと隠れていた太陽が、やっと顔を出してくれた。
大雨が降った地方の友人たちが気にかかる。
なんだか空気が夏っぽくなった。
空にはトンボの群れ。
トンボは秋の虫というイメージがあるけれど、オニヤンマやシオカラトンボは夏だし、そろそろ活動期なのかも。
赤とんぼではなく、黒っぽいトンボたちだった。
遠くにセミの声も。
相変わらず上から鳥の声が降ってくる。
今日はヒバリのさえずりが際だっている。
朝散歩を始めたのは、精神科医の樺沢紫苑先生の本を読んだから。
日の光を浴びながら歩くことで、幸せホルモンのセロトニンが分泌され、1日のパフォーマンスが上がるとのことで、それは是非とも!・・・と、できる時だけ実践している。
でも、起きてから1時間以内という条件が、主婦にはハードルが高い。
小松の友人は、毎日、歩いているというが、なんて意志が強いのかしら、すごいなぁと思う。
ところが!
先日参加した樺沢紫苑先生の出版記念講演会で、ハードルは極力低くしていいと言われた。
樺沢先生は40冊近い本を出版し、人が幸せに暮らせるノウハウを提唱しているが、多くの人が本を読んでも実践できないことに気づいた。
いいことが書いてある、実践すればきっといい効果がある・・・と、分かっていても動けない。
知識は行動に移してこそ智慧となり、その人を助ける。
本を読んだだけでは、知識が増えるだけで、現実は変わらない。
では、どうすればいいのか?・・・と考えて、先生はハードルを極力下げることを提案することにした。
誰でも、・・・私のようにスタートダッシュが極端に遅い人でも、これならできるだろうというくらい低いハードルに。
たとえば、朝起きたら、コップ1杯の水を飲む。
ここまで低くするのだ。
そうすれば、誰でも実践できるのではないだろうか・・・というコンセプトで著したのが『行動最適化大全』。
最高の1日を作る行動の最適化のために、50個の提案がなされている。
しかも文章を読み慣れない人のことも考慮して、イラスト部門と文章部門の2本立て。
イラスト部門は、小学生でも読める。
50の項目は、生活のあらゆる場面を取り上げている。
*もっとも効率のいい『学習方法』を身につける
*どんな時でも『幸せ』を感じることはできる
*孤独になる前に人との『つながり』を大切にする
*パフォーマンスをあげる『おやつ』の食べ方
*よい睡眠は『寝る前の2時間』をどう過ごすかがカギ
限りなくハードルが低いのであれば、どれもやってみたいことばかりだ。
朝散歩についても、これまでの本とは違い、すごく緩くなっている。
*歩かなくても、庭にでるだけや、ひなたぼっこでOK。
*起きて1時間以内ではなく、午前中でOK。
*15~30分ではなく、5分でOK。
*毎日ではなく、1週間に2~3回で十分。
きゃ~~ん、これなら、私もプレッシャーを感じずに実践できそう。
もしこれでも無理というなら、それはもう朝散歩なんかしたくないと、開きなおったほうがいいかもしれない。
ハードルが下がったら、途端に20分、早足で、薄ら汗ばむくらい真面目に歩いちゃった。(アマノジャク😅)
誰かの講演会にリアルで参加したのは、本当に本当に久しぶりだった。
なにもかもリモートでできるようになったけれど、やっぱりリアルっていいな・・・と改めて思う。