立花B塾レベル1の第一講をビデオ受講して、う~~んと思ったことがひとつある。
『情報発信の第一歩はしっかり隠れること。』
つまり自分の正体をどこまでオープンにするかということだが、たっちーこと立花岳志氏は、できるだけ隠せ!…と言う。
なぜなら、本名・顔出しでブログを書くと、自由に書けなくなるから。
例えばサラリーマンの場合、会社の上司にブログを見られたら、いろいろと都合が悪いだろう。
お嫁さんの場合、姑を始めとする親戚一同に本音を知られるのは、まずいだろう。
経営者の場合、会社や店を代表する立場なので、あまりふざけたことは書かないほうがいいだろう。
…つまり、誰かにとって都合が悪い内容は、一切書けなくなる。
でも本音ではなく、建て前だけのブログなんて…、つまらないよね。
なので、身元をしっかり隠して、誰に見られても不都合が生じない状態で、本音を書け!…とたっちー。
え~~~?
仰ることはよくわかるけれど、私はすでに本名も顔も晒して、ブログを書いてきた。
前のブログから着いてきてくれている奇特な方もいるし、今更、ペンネームとかって、どうなんだろう。
著名人や集客したい人の場合は、やはり本名と顔がないと、信用を得にくい。
たっちーも、士業の人は本名がいいと言った。
だって弁護士のポン吉です…と名乗っても、タヌキに弁護を頼みたい人はいないから。
今の私には、プロモートしたいコトもモノもないのだから、本名さらす必要は全くない。
だが、一度ネットに出てしまったものは、後から変えてもずっと履歴が残るので、私の場合はもう手遅れ。
最初はしっかり身元を隠し、ブログ筋力がついたら、徐々に解禁という流れはOKだそうだ。
前職の時は、本名と顔出しが必須だったが、やっぱりそれなりのリスクはあった。
ブログの内容にいちいちケチをつけ、ネタバレは書くなと言われた。
以前、旺季志ずかさんの講演会を企画した際、志ずかさんを知ってもらうため、ご著書のブックレビューを、何回かに分けて書いた。
そうしたら、せっかく読もうと思って本を買ったのに、私が書いてしまったために、読む気が失せて、本の代金1512円、損をした…というクレームがきた。
的外れだな…と思った。
またある時は、鎌倉の八幡宮に行った画像を載せたら、バックに他の参拝客が小さく写っていて、「マナー違反だ」とコメントが入った。
ブログの内容には一切触れず、はじめましてもなく、この人からの初コメントが、これだったので、けっこう悲しかった。
論文のような長~~い反論が、執拗に何度も送り付けられたこともあった。
家まで来るんじゃないかという勢いで、未成年の娘もいたし、怖かった。
こういうリスクは、身元を隠しておけば、ある程度軽減されるのかしら…。
相手がポン吉だったなら、人はそこまで攻撃的にはならないのかもしれない。
コメント欄やお問合せ先がなければ、不愉快なクレームも受けずにすむ。
私の信条は、ブログに嘘は書かないということ。
たまに間違ったことは書くかもしれないが、自分を偽ったり、飾ったりはしたくない。
身元をある程度ばらしたままで、どこまで本音が書けるのか、これが私の課題かもしれない。