おかあさんといっしょ(に断捨離) ムカデじゃないんだから…(^^ゞ

久しぶりにお天道様がご機嫌で、それだけでもなんか得した気分。

実家の母におかずとチューリップを届けた。

このチューリップは、雪がガンガン降っていた先週、除雪のためにいつもより早く出勤する夫にあわせて早起きし、時間に余裕ができたと喜んだのもつかの間、ついついスマホに手が伸びて、気づいた時には新潟直送チューリップ30本をポチっていたというイワク付きの花。

ぼ~~~っとした朝の時間は夜中のテレビショッピング並みに危険だと、身に染みた出来事だったが、まあ、花に罪はない。

まだ固いつぼみのチューリップをおすそ分けしに行った。

時間があったので、上がり込んでしばしのお喋り。

そういえば、今晩、林修先生の番組で断捨離を取り上げるらしいよ~~、モチベーション上がるから、観たら?…という話から、またやってよと母が言う。

いやいや、やるのはお母さんで、私はサポートよ。

でもせっかくだから30分だけやりましょか。

母が提案してきた客用食器は却下。

そんなのは後回しにしていいけれど、居住スペースの断捨離は待ったなしだ。

というわけで、リビングにある3段のプラケース2つに着手した。

一筋縄ではいかないとは、初めから分かっていた。

だってプラケースに入っているのは、衣類なんだもん!

着道楽の母にとって、衣類は鬼門だ。

問題は衣類の収納が一か所ではなく、家中に散らばっていること。

これでは全体量を把握できないので、判断基準があいまいになる。

でも今日のターゲットはこのプラケースだけ。

一段ずつ、中身を全部出し、これは?じゃあ、これは?…といつものようにひとつずつ判断を促す。

「要る、それも要る、着られるから要る。」を連発する母。

着られるか・着られないかではなく、着るか・着ないかだよと、今日だけで何度口にしただろう。

あれも、これも、それも、どれも、全部着られる。

でも1回に着られるのは1枚だけ。

そしてこの衣類たち、1枚1枚は小さくても、それが積み重なれば大きな山となり、生活を圧迫する。

そんな講義を差しはさみながら、延々続く母娘の攻防。😅

自分から断捨離してほしい…って言ってきたくせに、やっぱり抵抗するんだなぁ。やれやれ。

プラケースには主に下着と靴下と薄手のシャツやインナーが入っていた。

それでもなだめたりすかしたり、いろんなテクを駆使して、カゴに山盛り抜き出した。

靴下だけでも、こんなに!

靴下

貴女、履く?…って、いくら娘だからって、毛玉だらけの靴下を勧めないで~~~と内心思いつつ、履く!と全部引き取った。(あとでこっそり処分する)

本日の戦果は、靴下31足、ストッキング14本、ハンカチ10枚、機能性下着5着、防寒インナー2着、スパッツ2本、バッグ4個。

どうだろう、プラケースの中、3割くらいは減っただろうか。

ワタクシ的にはさらに4割ほどいけそうだけれど、自分のモノではないので無理強いはしない。

手放す衣類の山を見て、「頑張ったね」と健闘を称えハイタッチ。

そうだよ、80代にしてはよく頑張った!偉い!

時計を見ると、なんと2時間が経過していた。

ムカデのごとく大量の靴下を抱え込む母に、「足は2本しかないでしょ!」と言うと、「そうなんだけど…」と二人で大笑い。

母は耳が遠いのでスマホの音声入力アプリで、いちいち文字にしながら会話をする。

相手の声が聞こえなければ会話は成り立たない。

一昔前、親族の集まりで義理の母がぽつんと座っていたのを思い出す。

みんなが楽しそうに話しているのに、耳が遠くて参加できず、つまらなかっただろうな…と。

あの時、義理の母はコミュニケーションを諦めていた。

でも技術の進歩によって、こんな風にまた会話ができるのだ。

母は普通に喋り、私はスマホに音声入力して画面を母に見せる。

おかしな漢字変換をされることもあるけれど、会話が成り立つって、やっぱり嬉しいよね。

 

ふと目を上げると大谷翔平選手のポスターが。

そこには確か遠藤関のポスターが貼ってあったんじゃ?

どうも大谷選手に鞍替えしたらしい。

大谷選手のポスター

なんだかんだ言って、楽しい断捨離だったよ(≧▽≦)

この記事を書いた人

Chikako

金沢市在住。バラとコーヒーとコーギーが好き。
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