春らんまん、なんて気持ちがいいのだろう。
「桜を見るのも、これが最後かもね・・・」と母が言う。
うん、去年も同じセリフを聞いた。
かれこれ5年くらい、毎年、同じ事を言い続けているが、やめてほしいな、こういう発言。
いちいち返答するのも疲れる。
花見を所望されたので、下見に行ってきた。
足腰が弱ってきた母はたくさんは歩けないので、舗道が整備されていてアクセスがよく、桜がきれいな場所。
母は兼六園に行きたいみたいだが、周辺一帯は大渋滞で、駐車場からも遠く、坂を徒歩で上ることになるし、私ひとりではちょっと対応できない。
ご希望とは違うけれど、北陸大学の桜がいいんじゃないかな。
金沢市・北陸大学
北陸大学は坂の上にあるが、その坂道にそって桜がトンネルを作っている。
こんな道を通っての通学っていいね、
さらに学校の前は、桜と菜の花のコラボ。
よりにもよってなんで今?・・・なタイミングで、道路工事をしている。
鳥の声にまじって、ガガガと無粋な音がするけれど、目に飛び込んでくるピンクと黄色は、もう息を飲むような美しさ。
そういえば昨年秋、紅葉真っ盛りのアメリカ楓の下も、絶賛道路工事中だった。
どちらもほんの1週間ほどずらしてくれれば申し分ないのに、金沢市の工事計画って間が悪い。
菜の花というのは、葉物植物の花の総称なので、本当はアブラナと呼ばなければいけない。
でも菜の花のほうが雰囲気があって好き。
路傍の石に座って、しばらくぼ~~~っと眺めていたよ。至福の時間だった。
上から見るとこんな感じ。
ドローンで撮ったら、もっときれいだろうなぁ。
大学の敷地内、校舎とグラウンドの間に遊歩道がある。
以前は枕木の板張りだったけれど、最近アスファルトで舗装された。
まだ春休みということもあり、人影もまばらで、最高のお花見スポット。
陽光を受けて、花びらが輝いている。なんてきれい!
渡り廊下も桜の海の中。
ユキヤナギも満開だ。
杖をつきながらゆっくり歩くのに、ちょうどいいと思うんだけど、気に入ってくれるといいな。