パワースポットと呼ばれる場所は、日本にも世界にもたくさんある。
私たちはパワースポットと聞くだけで、なんだか嬉しくなって、イソイソと出かけていく。
だがパワースポットとは、なにゆえパワースポットなのか、その定義を考えたことはないのでは?
アカシックグリッドワークショップ
僧侶であり、アカシックリーダーであり、Buddha Programという学校の主宰者でもある齋藤つうり氏のワークショップが、石川県で開催された。
パワースポットの意味と活用方法について、詳しく教えてもらった。
アカシックレコードとは?
アカシックレコードとは、地球と人類の全てのデータが蓄積された宇宙の図書館のようなもの。
網目状に地球全体を覆っていて、望めば誰でも、そこにアクセスして情報を取ってくることができる(そうだ)。
ゲットした情報そのものに善悪はなく、良い・悪いのレッテルを貼るのは、あくまでも人間。
パワースポットとは?
アカシックの網目(アカシックグリッド)が、天空を覆っているのに対して、龍脈は地中を流れる気のルート。
いわば地球の神経回路のようなものだ。
アカシックグリッドと龍脈が結びついた場所が、気の高い場所、いわゆるパワースポットとなる。
パワースポットとは、天と地、宇宙と地球をつなぐ場所。
太古の昔から、この特別な場所で、人々はインスピレーションを得てきた。
見る人が見れば、天と地をつなぐ光の柱が見えるそうだ。
アカシックグリッドと龍脈が結びついた場所には、遺跡が残っていることが多い。
エジプトのピラミッド、ペルーのマチュピチュ、イギリスのストーンヘンジ、イースター島のモアイなど、世界には3000以上の遺跡が現存する。
今でも多くの人を惹きつけて止まない、なにかしら不思議なパワーに満ちている。
一体誰が、なんの目的で、わざわざこの地を選んで、巨大な遺跡を築いたのか。
現代人が失ってしまった、なにかしら超越した感覚が働いていたとしか考えられない。
日本にもパワースポットはたくさんある
神話の国・日本は、パワースポットに事欠かない。
主要なパワースポットを地図上で眺めると、一本の線上に配置されていることに気付く。
これをレイラインと呼ぶそうだ。
あ…そういえば、淡路島に、ここは日本の中心であり、レイライン上にある…という碑が立っていた。
そして人工物ではあるが、広島の原爆ドームもパワースポット。
なぜなら、ドームは多くの人の祈りが集まる場所だから。
戦争などで亡くなった方の霊も、ここから天に昇っていくことが多いのだとか。
同じ時間、同じ場所にたくさんの想いが集中すると、パワースポット化する。
だからたとえ自宅であっても、同じ祈りを発し続ければ、パワースポットとなりえる。
断捨離でも、家を調えることで場の氣を上げることを提唱しているし、自宅パワースポット説は信ぴょう性大いにありだ。
その際、4つの元素を調えるといいらしい。
それは、水と土と風と火。
この全部が揃っているのが仏壇だ。
水と土(花)と風(掃除)と火(ろうそく・線香)。
なるほど、仏壇とはそういう場所なのか…。もっとまじめにお参りしよう。
パワースポットの活用法
神社・仏閣も、パワースポットであるが、ただご利益をねだりに行くだけの場所ではない。
元々日本人は、神道や仏教という形がない頃から、土地の神様を崇めていた。
山の神、森の神、海の神…、たくさんの神様。
神様たちに名前をつけ、社を建て、そこにおわす…ことにしたのは、人間たちの都合だが、昔の日本人は現代の私たちよりも、神々を感じる力に長けていた。
神社・仏閣を配置した場所が、レイライン上にぴたりと一致していたり、本当に氣の高いスポットだったりする。
私たちはお参りする時、ただ漠然とお願い事を並べるのではなく、土地の神様に対応する何かを持っていくといいそうだ。
何かとは、「こうありたい」とか「こういうことを成し遂げたい」といった意図みたいなもの。
まず自らの意図を明確にして、協力してほしいと頼む。
その「何か」が神様の意にかなえば、大きな応援が得られる。
ただ神様にも得手不得手、興味がある分野・ない分野があるので、誰に頼むかは、吟味したほうがいいようだ。
神社・仏閣の大きさや歴史や知名度ではなく、自分とマッチする土地の神様を見つけること。
つまりはマイ神社ね。(^^ゞ
講義を受けて
たった4時間に、これでもか!…というくらいの情報量。
今まで、なんとなく元気になる場所…くらいに考えていたパワースポットが、実は天と地のエネルギーが結び付いた場所だと知った。
そこは本当に神聖で、パワフルな場所なのだ。
でも誰もが等しくパワーを感じるわけではなく、その場所に呼応する何かを持った人が、心が震えたり、インスピレーションを得るような経験をする。
私もマイ神社を見つけて、土地の神様と協力して何かしてみたい。
日本全国、世界中に散らばるパワースポット、あちこち尋ね歩いてみたいなぁ。
とりあえず、今、行ってみたいのは、ここ。
小学生の頃、家族で一度訪れたけれど、父が竹のカップに入ったアユ酒を飲んだことしか覚えていない。
さて、どこでしょう?(^^ゞ