良好な人間関係の構築で、一番大切なのはハートです。
この人と仲良くなりたい、心地よい関係を築きたい、この人のことをもっと知りたい…という熱い想いが、最終的には物を言います。
ですが、スムーズな意思疎通を図るために、意識的にできることもあります。
言葉のチョイスもそのひとつ。
二重否定を使わない
二重否定とは、なんでしょうか。
ひとつの文章に、否定がふたつ含まれる表現のことです。
たとえば、「勉強しなくちゃ、ダメじゃない!」。
この文章には、”勉強しない”という否定と”ダメ”という否定が含まれます。
「ニンジンたベないと、かけっこで一等になれないよ。」もしかり。
”食べない”も否定、”一等になれない”も否定。
誰だって、否定されるのはイヤです。
それがダブルで来たら、どんな気持ちになるでしょうか…。
どんなメッセージを伝えたいのか?
上記の例でいえば、伝えたいのは、「勉強してほしい」と「ニンジンを食べてほしい」ですね。
この同じメッセージを、否定形を使わずに、伝えることができます。
「勉強したほうがいいと思うよ。」
「ニンジン、食べたほうがいいよ。」
どうでしょうか?
同じメッセージなのに、受け取るニュアンスがずいぶん違うと思いませんか?
言葉のチョイスは大切
社会生活において、指導をしたり、指摘したりしなければならない場面は、多々あります。
二重否定で「ダメ」というメッセージを強調すると、相手の非を責めるムードが生まれます。
シンプルに「○○したほうがいい」と伝えるほうが、お勧めです。
「そんなやり方をするから、失敗するのよ!」と「Aを先に終わらせてから、Bに取りかかったほうが、効率がいいよ」。
貴方だったら、どっちの言い方で指摘してほしいですか?
「今からしっかり勉強しないと、ロクな大人になれないよ」と「今、勉強すると、将来の夢が叶いやすくなるよ」。
愛する我が子に、どっちの言葉をかけたいですか?
ココちゃんの好きな言葉は、「いい子ね💕」。