私は揚げ物が上手い。
中でも春巻きは「店に出せるレベル」と、家族にすこぶる評判がいい。
天ぷらもしかり。
昔は、エビからべろんと衣が剥がれる無残な天ぷらを揚げていたが、いつの間にやらサク・フワの天ぷらに進化した。
千里の道も一歩から?
石の上にも30年?
いやいや、コレもひとえに、『コツのいらない天ぷら粉』のおかげ・・・。ありがとう、日清。
私の天ぷらも大分上手になったが、プロにはかなわない。
・・・ということで、ほんまもんの味を求めて、天ぷら 小泉へ。
天ぷら 小泉の基本情報
住所 金沢市池田町4-34
電話 076-223-0023
定休日 日曜日(月曜日祝日の場合は月曜日)水曜日の昼
営業時間 12:00~水曜日は昼営業休み。18:00~20:00ラストイン
席数 9席(カウンターのみ)
全席禁煙・完全予約制(予約は1ヶ月先まで)
駐車場 なし
外観
池田町の大通から、一本中へ入ると、もうそこは閑静な住宅街。
昔ながらの細い小道に面し、知らなければ通り過ぎてしまう。
賑やかな看板ものぼり旗もなく、訪れる者を静かに迎えてくれる。
なんとお隣は、隠れ家フレンチTable Enso(正式名称はすごく長い)。
天ぷらとフレンチ、和と洋が並んでいる・・・。
天ぷら 小泉のお料理
コースは2種類。
私たちは前菜3種類のコース。
ウグイとバイガイの和え物。
ほんのり梅の香りがしたけれど、気のせいかな。
アオリイカのお刺身。
1週間熟成させたイカだそうで、モチモチと甘かった。
お好みで、このわた、塩、しょうゆに絡めて。
能登牡蠣と加賀の丸葉春菊。
牡蠣、大好きーーー!
海苔の天ぷらに生ウニとキャビアが乗っている。
これは定番らしい。
白山のふきのとう。
春といえば、ふきのとうは外せない。
天然ホタテ。
火は通っているが、中は生。これは美味しい。
レモンと塩で。
甘鯛。
トップがギザギザしているのは、うろこがついたままだから。
魚のうろこなんて、食べられるの?
YES! 煮魚では無理だが、揚げるとパリパリした食感が楽しい。癖になりそうだ。
つぼみ菜と高菜の芯。
珍しい食材が多い。
鮎ではない。(季節的にも)
これはもろこ。鯉の子ども。
このほかにも、太刀魚、エビ、加賀レンコン、ゆりね、ふぐの白子大葉巻き、山ウドなど、目の前で揚げて、次々出してくれる。
私の席からは大将の手元がよく見えなくて、残念。
お酒も充実しているようだ。
辛口一徹純米、瀧自慢。
私は日本酒に詳しいわけではないが、すっきりしていて飲みやすかった。
純米吟醸、而今。
じこんと読むらしい。(あ・・・ラベルに書いてある)
口に含んだ時、最初舌がピリッとするが、フルーティで盃が進む。
隣のグループは、グラスワインを何種類も頼んでいた。
天ぷらにワインもいいかも。
〆は3種類から選べる。
かき揚げ丼、かき揚げの混ぜご飯、かき揚げのお茶漬けから、私が選んだのはお茶漬け。
小盛りにしてもらったが、お腹いっぱいで、もう食べられないと思ったのに、〆もきっと別腹。
デザートは、栃木のスカイベリーという大きなイチゴにたっぷり三盆糖をふりかけて。
以上、夜のコース。
大変美味しゅうございました。
参考になった?・・・と聞かれたが、家庭の天ぷらとは一線を画す。
芋やカボチャやピーマンをどっさり食べたい時は自宅で、珍しい食材をプロの技で揚げてもらいたい時は小泉で。