4月1日は特別な日。
エイプリルフールだけじゃなく、新元号が発表されるだけでもなく、私の生まれた日だから。
その日、新宿の日赤病院の窓の外は、満開の桜。
母は「さくらちゃん」と名付けたかったそうだ。
だが、祖母(母にとっては姑)が、早死にしそうな名前(パッと散る)だからと却下。
結局、祖母の懇意にしているお坊さんがつけてくれた、それがChikako。
赤ちゃんだったChikakoも、いつの間にやら熟年に。月日の経つのは早いもの…。
新しい元号は、令和。
事前の予想大会で上位にいた永和よりも、響きが涼やかできれいだ。
万葉集からの引用というのも、いいじゃない!
日本の元号だもの、日本古来の文化からとってくるのが、筋だと思う。
そうか私は、昭和・平成・令和と3つの元号をまたいで生きる女になるのね。(^^ゞ
31年前、故小渕官房長官が、平成の文字を掲げた時、私はスキー場にいた。
昭和天皇が崩御され、バタバタと決まった感のある元号だった。
新しい時代が始まる…というより、喪に服す空気が強く、スキー場ではゲレンデの音楽を全てカット。
私たちは静寂の中、神妙な顔をして、黙々と滑っていた。
そして今日、菅官房長官が、令和を掲げようとしていた時、私は何をしていたかというと…、宅配便を受け取っていた。
まさに、え?今?…なタイミングだった。
送り主は娘。
あら、コーギー?なにかしら?
真ん中がへしゃげている。ぬいぐるみじゃない。
なんと枕カバー!お腹の部分に枕を入れると、コーギーになる。
いつまでたっても愛犬を忘れられない私への、娘からの誕プレだった。
着払いで送ってくるところが、彼女らしい。
でも嬉しいぞ。ありがとう。
新元号を見届けたら、今日は行きたい所があった。
昨年1年間のお礼と、これからの1年のお祈りに、白山比咩神社へ。
ちょうど玄関を出ようとした時、長らくご無沙汰している友人から、近くまで来たから会えないか…とメッセージが入る。
これが神の計らいでなくて、なんなんだ。
白山比咩神社へ一緒に行かないかと誘ってみたら、二つ返事でOK。
2人ともお昼ご飯がまだだったので、私たちの間では、”アレ”で通じるアレを食べることにした。
待ち合わせは、甘味処・善与門。
お参りもしないで、まず腹ごしらえって、どうよ…と話していたら、女将さんが「腹ペコでお参りすると、あれもこれもお願いしちゃうから、よくないよ」とフォローしてくれた。
メニューも見ないで、オーダーしたのは、もちろん知る人ぞ知る、善与門のおぜんざい。
草餅の焼き加減も、善哉の甘さ加減も絶妙すぎる…。
2人して、「嗚呼~~~幸せ~~~♡」と絶叫してしまった。
つもる話に夢中になっても、忘れちゃいけない、お朔日参り。
昨年1年は、動きのない年だったけれど、いろんな感情に翻弄され、かなり苦しい日々だった。
だけど、やっとそういう諸々を卒業し、迎える今年、私はきっと新しい扉を開く。
振り返らないように、引き戻されないように、どうぞ導いてください。
足元には、私の大好きなすみれが咲いていた。
帰り道、自分のためにケーキを買った。
フランドールさんのフルーツカスタードパイ・スペシャルいちごショート、めで鯛ケーキ。
めで鯛ケーキをよく見ると、ホワイトチョコのヒレがついている。
卒業・入学シーズンの季節ものらしい。
滅多に帰ってこない息子がいたので、一緒にハッピーバースデー。
今年1年の抱負は3つ。
① ブログをしっかり書く
② なにか運動をする(バレエレッスン再開か?)
③ 早寝を心がける。(遅くとも12時半にはベッドに入る)
宣言をすると、3日坊主になった時、恥ずかしいけれど、自分に大甘なことが分かっているので、あえて退路を断ってみる…。
1日1日、一生懸命生きる1年にしよう。