寒いですね~~。
先週、金沢は大雪で、アタクシはいっぱい雪かきをしました。
家の前の路面と玄関までのアプローチ、汗をかきかき除雪しても2時間経てばもう真っ白で。
おまけにアプローチには屋根雪も落ちてくるので、除雪前よりひどい状態になったりします。
けっこう筋肉痛になるので、あああ、虚しい…と何度思ったことか。
でも確実に運動不足解消にはなりました。😅
…で、カロリーをいっぱい消費すると、甘い物が欲しくなるのは人の常。(か?)
そういえば、【きのう何食べた?】のシロさんもお汁粉作ってたなぁ…と、生まれて初めて小豆を炊いてみました。
【昨日何食べた?】のお汁粉
【昨日何食べた?】は、初版から15年近く経った現在も、元気に連載中のご長寿漫画。作者はよしながふみ。
テレビドラマ化や映画化もされ、中年LGBTカップル、シロさんとケンジの普通の毎日が共感を呼んでいる。
結婚という制度に守られていないからこそ、日々、お互いを大切にしようとする2人が、私たちの忘れかけている大切なことを思い出させてくれる。
この年、シロさんは実家に帰らず、ケンジと正月を過ごすと宣言する。
ケンジを連れて帰った昨年、両親は息子のパートナーを受け入れようと努力をするが、結局、ショックが大きすぎて体調を崩す。
悪いけれど、もう来て欲しくない。
…そう言われたシロさんは、無理もないと両親の気持ちに理解を示す。
だがそれならば、自分は自分の一番大事な人と正月を過ごそうと決めるのだ。
正月を迎えるのであれば黒豆となますと雑煮くらいは…とキッチンに立つシロさん。
黒豆は前の日から水に浸し、翌日8時間近くかけて煮るなど、とにかく時間がかかるが、お汁粉は意外と簡単。
大掃除が終わったら食べようと、小豆を鍋にかけてから、2人は大掃除に取りかかる。
シロさんはお汁粉と言うが、絵で見る限り、私には善哉に思える。
…で、お汁粉と善哉の違いを調べてみた。
一般的には汁ありがお汁粉で、汁なしが善哉と呼ばれているようだが、関東と関西では少し事情が変わってくる。
関東では、小豆あんの汁物全般をお汁粉と呼ぶ。
対して関西では、こしあんで粒なしの汁物はお汁粉、つぶあんで粒ありの汁物が善哉。
なるほど、私は関西系だったんだ。
これでシロさんが善哉風の物をお汁粉と呼んだ謎が解けた。
【昨日何食べた?】のお汁粉の材料
材料は小豆と砂糖と塩。
すごいシンプル。
小豆250グラム、砂糖180グラム、塩小さじ1。
北海道産の小豆。
200グラムしかないが、まあいいか。
ツヤツヤの小豆。色が悪い物や割れた物は取り除いておく。
【昨日何食べた?】のお汁粉を作ってみた
よく洗って、水と一緒に鍋に入れ煮立てる。(どうせ捨てるので水の量は適当でよい)
黒豆と違い、水に浸しておく必要はない。
煮立ったらザルにあける。
この行程をもう一回。
3回目は、たっぷりの水でコトコト弱火で1時間くらい煮る。
おお、小豆が膨らんでいる。
煮汁を捨てる。
ジャー。いい匂いがするよ。
煮た小豆の水を切って鍋に戻す。
水250㎖と砂糖180gmと塩小さじ1を投入。
…と思ったが、砂糖180gmってちょっとすごくない?
カロリーが気になるお年頃なので、半分はラカントを使うことにした。
さて、ここからはあっという間。
火にかけて沸騰したら弱火で10分ほど炊く。
ここでアレを言うといいんだな。
「あずきの声を聞け! 時計に頼るな!目を離すな!
何をして欲しいかあずきが教えてくれる。
食べる人の幸せそうな顔を思い浮かべ、美味しゅうなあれ!美味しゅうなあれ!美味しゅうなあれ!」
【昨日何食べた?】のお汁粉実食
餅があれば餅を入れればいいのだが生憎なかったので、白玉団子を作った。
白玉粉の袋に書いてある手順通りに。
白玉団子は保存がきかない。
冷蔵庫でせいぜい1日だそうなので、その都度、作ったほうがいいだろう。
じゃ~~~ん、どう?
ラカントにしても十分に甘くて美味しかった。
夫の感想は「とても懐かしい味」。
子どもの頃、実家で小豆を栽培していて、善哉やおはぎをよく食べていたらしい。
ちぇ、お袋の味だったかぁ…。
↓シロさんのお汁粉は、【昨日何食べた?】9巻に収録されているよ。↓