ベルゲン空港から小一時間走って、バスはベルゲン駅を経て、ブリッゲンに着いた。
やっぱりここも雨…。
そして肌寒い。
連日35度越えの日本のことを思うと、なんだか申し訳なく感じてしまう。
とりあえずホテルにチェックイン。
荷物を置いて、まず向かったのは…。
魚市場
ホテルは波止場沿いで、有名なブリッゲンの倉庫群に隣接している。
そして歩いて5分の所に、魚市場が。
今回、旅レポートのvlogを見まくって、絶対、絶対、絶対外せないと思ったのが、この魚市場の大鍋で作るパエリア。
元々パエリア大好きに加えて、直径1メートルくらいある大迫力の鉄鍋。
私がパエリア、パエリアと言うものだから、みんなもしっかり洗脳されて、ベルゲンに着いたらまずパエリア…と目をキラキラさせている。

魚市場は、海沿いの一画で、テントと可動式の厨房や、販売ブースからなる。

テイクアウトもできるが、イートインスペースが充実している。

タラバ? タラバって実は蟹ではなくて、ヤドカリの仲間だって、知ってた?

貝類も豊富。

トゲトゲのボールは、ウニだよ。

見つけたーーーーー! お目当ての大鍋パエリア💕
パエリアではなく、Seafood & Riceって表示されていることに若干疑問を抱きながらも、3品注文してみた。

1皿につき299NOK。日本円に換算して約4500円。
ビールは1000円、ソフトドリンクは600円くらい。…もう日本円に換算するのやめよう。

Seafood & rice。

Seafood & noodles。

Salmon & chips。
サーモンステーキは、文句なく美味しかった。でもパエリアは…。
パエリアではなく、焼き飯。
しかも調理風景を見ちゃったのだが、冷凍チャーハンをザーーーッと鍋にあけて温めて、海鮮を乗せていた。
最初から焼き飯として食べたなら、なんの疑問も持たなかったと思うが、サフラン薫るパエリアの期待値を思いっきり高めてしまった後だったので、あれっ…てなっちゃった。😅

微妙なお顔?

なんであれ、新しい体験にご機嫌な人も。

ちなみにコーラは、ご当地ネーミングで”オーロラ”だったよ。
ベルゲンの街をぶらぶら
明日、ベルゲン駅から電車に乗るので、場所を確かめてみよう…と、腹ごなしにぶらぶら歩く。

雰囲気のある街だなぁ。
マクドナルドも景観に配慮したデザイン。

色とりどりのウインドウが手招きする。

ベルゲンも石畳が多い。

途中に石造りの教会があった。
思わず玄関まで走り寄ってしまったけれど。

写真を撮りながら、みんながニヤニヤしている。
「Chikaちゃんは、前世で何度もシスターやってるから、教会とか懐かしいんでしょ?」
「怖いくらい、似合ってる」
う~~~ん、私は前世リーディングとかできないんだけれど、そういえば若い頃からキリスト教とのご縁はあった。
中世の修道院跡とか、すごく行ってみたい気もするし…。
自分に制限をかけたがる癖、あれもダメ、これもダメと禁止したがる癖、…もしかしたら戒律の厳しかった前世も関係あるのかな。

心なしか、すごく満足そうな表情。

ベルゲン駅、発見。石造りの重厚な感じ。魚市場から、ゆっくり歩いて15分ってところかな。
ではそろそろ戻ろう。明るいので時間の感覚が狂うけれど、すでに22時近いし、明日は早いから。
ラディソン ブル ロイヤル ホテル ベルゲン
ベルゲンの宿は、ラディソン・ブル・ロイヤル・ホテル・ベルゲン。
ラディソン・ブルーかと思ったら、ブルだった。
勘違いしたのは、ラプソディ・イン・ブルーに似てるからかな。
ヨーロッパ各地に系列ホテルがあるようだ。

観光のハイシーズンで予約が取りづらく、限られた選択肢の中から選んだホテルだったが、アクセスは抜群だった。
空港へのバスが目の前に止まるし、観光船発着の埠頭も歩いて30秒。
観光の目玉のブリッゲンの倉庫群は、ホテルに隣接している。

古い町なので、新しい建物に建て替えるのは難しいのか、内部は天井も低く、洗練された印象はない。
ちょびちょびリニューアルを施しているようだが、ここは是非、TOTOやINAXに水回りを担当してもらいたい感じ。
私に割り当てられた部屋は、控えめに言っても、残念な部類だった。
すごく狭くてバスタブもなく、地続きの洗面所にシャワーの水が漏れ出すような作り。
仕方ないなぁ・・・と思っていたら、同行者の部屋はリニューアル済みで、広くてバスタブもあり、その格差にびっくりした。
同じ金額を払っているので、23時という遅い時間だったが、ダメ元で部屋を替えてほしいと交渉してみた。
「このホテルにはいろんなタイプの部屋があるからね」とチェックインの時と同じスタッフが、あっさりアップグレードに応じてくれる。(そんな部屋があるなら、最初からそうしてほしかった・・・)
なんでも言ってみるものだなぁ。
ベルゲンには3泊するので、部屋は大事。

天井が斜めになっているが、ハイジの山小屋みたいで、ワタクシ的には全然OK。
窓も三角形で、そんな形に対応するカーテンがないのか、マジックテープで壁に止める。(高い場所は手が届かない😅)

バスルームはまあ、普通だけれど、前の部屋より何倍もよい。

荷物置きは壁から引き出すタイプで、珍しいと思った。
翌日、もう一人も、バスタブ付きの部屋に替えてもらった。(あるんじゃん!)
部屋の割り当ては、フロントの人の胸ひとつと聞いたことがあるが、本当だった。
→北欧旅行2025⑥に続く