天の河伝説を鑑賞し外に出ると、空はどんよりしているけれど、降ってはいません。
絶対、傘がいると思って、わざわざ持ってきてるのに…。
そうそう、今回、移動がとてもラクだなぁと感じる理由は、荷物がないこと。
泊まるのであれば、メイク道具や着替えも必要になりますが、日帰りなので、私の荷物はショルダーバッグ1個のみ。
中身は、財布、スマホ、ハンカチ、メガネ、イヤホン、ペン、口紅などが入ったポーチ、ペットボトルに傘。
ペットボトルと傘以外は、近所のスーパーに行く時と同じで、身軽なこと、この上ない。
重荷とか負荷とか、荷物の荷には、なにかしら不自由さのイメージがつきまといます。
…さて、身軽なワタクシ、博品館劇場ともう一カ所、行きたい所がありました。
それが、ここ。
知る人ぞ知る、草場一壽さんの個展です。
場所は、銀座のギャラリーで、調べてみると、劇所から徒歩8分。
この春、東寺でも個展があり、行きたいけど行けなかったので、これはチャンス!
またまたスマホアプリを頼りに歩いてみました。
途中、やっぱり方向がわからなくて、ガソリンスタンドのお兄ちゃんに教えてもらい、徒歩8分の所、20分かけて辿り着きました。(^^ゞ
私でも知っている、銀座のみゆき通りから、1本入った所。
ビルの3階です。
草場一壽さんの透明感のある美しい絵。
初めの出会いは、観音力カードでした。
それまでタロットやオラクルカードとは無縁だったのですが、日本の神様たちを描いたカードの透き通るような美しさに、目を奪われました。
神様とかはあんまり知らないけれど、絵として惹かれるなぁ…と。
そしてこれが陶彩画という手法で、陶板の上に描いて窯で焼いているらしい…と知り、さらに驚愕しました。
こんな繊細な色を、焼き物で出すなんて!
草場さんの絵は、きっとどこかで見たことあると思います。
(大日如来)
(波紋)
(日和)
(夢風)
生の絵をぜひとも見たい…と、ずっと思っていました。
そしてこの絵。
(時は今)
SNSで見かけて、ずっと気になっていました。
不思議な龍です。
見る角度によって、ピンクにもミントグリーンにも白にも変わります。
優しいパステルカラーの色使いなのに、カッと見開いた眼は深いブルー。
その厳しい眼差しは、何を睨みつけているのだろう…。
なんともエネルギーに満ちた龍の絵でした。
(撮影禁止だったので、画像はすべてHPからお借りしました。)
ミュージカルと個展、ふたつも想いを遂げられて、大満足でした。
日本一の繁華街にいるにも関わらず、銀ブラしよう…なんて気はみじんも起こらず、そのまままっすぐ東京駅へ。
ホントに苦手なんですね、都会の雑踏が…。
深川煮たっぷりで、ちょっと東京っぽい駅弁を買って、新幹線に飛び乗りました。
(美味しいけど、意外と高カロリー)
窓から見える日本海の夕焼けが、おかえり…と迎えてくれているようでした。