金沢のソウルフード…、それはカニでも甘えびでもブリでもなく、8番らーめんと第七餃子。(次点で金沢カレーかな。)
帰省した学生さんが、まず食べたいと言うらしい。
観光に来る人は、新鮮なお魚と洗練された和食を堪能し、地元っ子はラーメンと餃子に目を輝かせる。
これって、地元の人は、兼六園や茶屋街にほぼ行かない…というのと、同じかな。
まあ、これも住み分けと呼ぶのだろう。
さて、その8番グループが経営する居酒屋が金沢駅にある。
駅ビルの3階、1階に比べたら、目立たない場所だが、けっこうにぎわっている。
本格的な懐石でもカフェでもラーメンでもない時、ちょっとつまんで飲むにはいいお店だ。
混雑時は、多少うるさく感じるかもしれないが、メニューのラインアップは魅力的だし、味も接客もいい。
仕事帰りのサラリーマンに混じって、観光客や親子連れ、女性グループもいっぱい。
現在、秋のチーズフェスタを開催中。
いちじくと生ハムとチーズのサラダ。
皮ごと食べられる押水産(現在の宝達市水町)イチジクがゴロゴロ入っている。
その昔、義母から、イチジクは身体にいいから、いっぱい食べられよ…と言われ、秋にはイチジクを食べるように心がけている私には、嬉しいメニュー。
真ん中の白い塊は、モッツァレラチーズ。ナイフで切ると、とろりんと崩れる。
4種チーズの包み揚げ。
4個セットだったので、それぞれ異なるチーズが入っていて、食べ比べるのかと思ったら、4種ミックスだそうで、味はみんな同じ。
パリパリの皮と溶けたチーズの食感が、楽しい。
イカゲソのバター煮。
小さなコンロが出てきて、テーブルで火を入れる。貝の形のお皿が、女子好み。
これは定番。
能登牛のステーキ(80g)
物足りない?いえ、これくらいがちょうどいい。
口の中で柔らかく溶けていくような食感です。
レンコン餅チーズの磯部焼き。
歯ごたえもあり、レンコンとチーズがよくあっていて、お腹も膨れる。
これがあれば、〆のご飯はいらないなぁ。
これだけを二人でつつき、それぞれ2杯ずつ飲んで、6000円くらい。
定番メニューもあるが、季節ごとに変わるお料理もある。春には、春らしいチョイス。
春の山菜の天ぷら。
筍とハマグリ。
ホタルイカの酢味噌あえ。
このほか、郷土料理の治部煮や北陸が誇るキトキトのお刺身や鍋類もあり、選択肢は多い。
金沢駅にお立ち寄りの際は、是非!