Emi’sカフェで愛あるご飯をご一緒に♡

「愛あるご飯」という言葉を教えてくれたのは、本道佳子さん。

国境なき料理団の一員として、世界を股にかけるシェフ。

The Vegetarian Chanceというミラノの国際大会で準優勝を獲得。

日本のビーガン料理の第一人者だ。

・・・というものすごい経歴は経歴として、私が本道佳子さんを尊敬する理由は、「愛あるご飯」を作れる人だから。

ずっと料理は労働だと思ってきた私に、落雷のごときインパクトを与えた。

本道佳子さんのHP

愛あるご飯。

そう、料理とは愛そのもの。

愛という目に見えないものを可視化する、一番身近な手段かもしれない。

だって「美味しい」に勝る幸せはないでしょ?

そして「美味しい」は、いつかや遠い未来じゃなく、今、すぐ幸せになれるでしょ?

そんな愛あるご飯の流れを汲む人が、石川県にもいる。

恥ずかしがり屋で人前に出るのがイヤだと言うので、Emiちゃんとだけしておこう。画像もない。

石川県加賀地方在住のEmiちゃんは、まるで観音様のような人だ。

たくさんの困難に見舞われながらも、いつもニコニコして、周囲に惜しみなく愛を注ぐ。

もちろん料理も大好きで、彼女の手料理を食べた人は、もれなく笑顔になる。

そんなEmiちゃんが、不定期で自宅開催するEmi’sカフェに、恐れ多くもお招きいただいた。

 

着席して間もなく、「お待たせ~~~💕」と出てきたのは・・・。

愛あるご飯

はい、どーーーーーん!

Emiちゃんの得意分野は、発酵食。

随所に甘酒や麹が使われている。

愛あるご飯

簡単にメニューをご紹介。

目を引く細い大根みたいなものは、実はカブ!

日野菜と書いて、ひのなと読む。

その下の菜の花状のものは、オータムポエム。アスパラガスの仲間。

パプリカや茹でたサトイモと、オリーブオイルを塗ってオーブンでグリル。

そこにちらりとバルサミコ酢をかけただけ。

すごくシンプルなのに、なんでここまで美味しいのだろう。

朱いのは、赤カブの甘酒マリネ。

その横に、大根のゆず漬けもある。

一口囓るごとに、満足感が広がる。

敷いてあるロメインレタスや添えたレーズンも、全部有機野菜。

食べる人のことを考えると、どうしてもいい材料を使いたくなる・・・って、愛だよね、愛?

小さなハンバーグは大根おろしと一緒に、ポン酢でいただく。

愛あるご飯

絶賛の嵐だったのが、長いも明太餅グラタン。

おろした長いもと明太を餅の上にトッピング。

味付けは、白味噌とマヨネーズ。

不思議な食感と広がる濃厚さに、みんな、最後の最後まで容器をこそげるようにして、食べていた。

ホールケーキの型1個分くらい、ペロリといけそう。

トーストは、ご存知、乃が美の食パンにカルピスバター。

カルピスバター?初めて聞いたので調べてみたら、調理人の間で重宝されているバターで、乳酸飲料のカルピスを製造する過程で出た乳脂肪から作られている。

舌触りがよく、滑らかな口溶けで、本場フランスのバターに似ているという噂も。

私は利きバターなんてできないが、嫌みのない味だと思った。

普通はこんな大きな塊、胃もたれするから食べられないが、全然平気だった。

愛あるご飯

特製クラムチャウダー。

アサリはむき身じゃなくて、酒蒸ししてひとつずつ殻から外したとのこと。

アサリの風味が香り立つ。

豆乳と白味噌で煮込んである。

クラムチャウダーとトーストだけでも、十分カフェメニューだ。

愛あるご飯

続いてデザート部門。

一番奥が、白ごまプリン。

自分で煎って擂った白ごまをふんだんに使った一品。

ごまのペーストみたいに濃厚なのに、重くない。

甘酒入りのゆずパンウドケーキ。

グラノーラ入りチョコレート。

このグラノーラまで手作りで、甘みははちみつのみ。

画像にはないが、フルーツの甘酒あえとフレッシュジュースも。

ジュースは、グレープフルーツとみかんを絞ったもので、まさになにも引かない、なにも足さない果実そのままのジュース。

愛あるご飯

調味料もこだわっていて、私が見たこともない瓶がいっぱい。

これはバルサミコ酢。まるでブランデーみたい。

量的には多くはないが、ひとつひとつ丁寧に作られた料理を、時間をかけて味わっていただくことで、満足感はとてつもなく高かった。

身体の中が料理という名の愛で満たされていくかのよう・・・。

そしていつも思うことだが、なにを食べるのかと同じくらい大事なのが、誰と食べるかだ。

どんなに贅を尽くした料理でも、心の通わない相手と食するのであれば、得られる悦びも満足感も半減する。

逆に大好きな人たちと囲む食卓は、ただのお茶漬けであっても、美味しいが10倍にも100倍にもなる。

愛情こめて作られた料理を、気の置けない仲間と、美味しいねと感激しあいながら食べる・・・、まさに至福のひとときだった。

 

さてEmiちゃんのお料理だが、もうすぐ食べられるようになるよ。

日時はまだはっきり決まっていないが、4月か5月に加賀地方にシェアキッチンがオープンする。

建物からして、手作りなんだそう。

そのシェアキッチンに、曜日限定でEmi’sカフェが出店する。

詳細が決まったら、またお知らせするね。

誰か一緒に行かない?

 

この記事を書いた人

Chikako

Chikako

金沢市在住。バラとコーヒーとコーギーが好き。
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