2月~3月は、引っ越しの季節。
今年はcovid19の影響で、引っ越し業者も人手不足。
転勤に伴う引っ越しを3月末に集中させないよう、企業や団体に嘆願しているとのこと。
だけど学生や新社会人の引っ越しは待ったなしだ。
入学や就職で余儀なくされる引っ越しは、どうしても3月に集中する。
娘も6年間お世話になった部屋を、引き払うことになった。
就職先に持って行く物と実家に送る物と処分する物を、仕分けしている。
彼女の家具・家電は、先に上京していた兄のお下がりなので、社会人になるに当たり、自分好みに買い換えたいと言う。
そうね。長子に初めて一人暮らしをさせる時、なにも分からず、とりあえず揃えた物たちだもの、使いにくいこともあっただろうね。
娘には高校生の時から断捨離の手ほどきをしてきたので、要・不要をしっかり見極め、不要なモノは手放す訓練は私以上にできている。
就職先では、しばらく寮暮らし。
最低限の家具は備え付けだ。
ダブる物も多いので、不要なモノは迷わず処分。
実家に送る物は、クロネコヤマトの単身引っ越しパックを利用した。
細々した不要品は、マンションのゴミ置き場に。
ベッドや冷蔵庫などの大物は、廃品引き取り業者に頼む。
今朝、実家宛ての引っ越し荷物が、ヤマト便で届いた。
二人掛けソファと小さなテーブル、デスクと引き出し、段ボール4個、衣装ケース1個、特大ヨガマット1枚だけの小さな引っ越し。
運び込みは、ものの15分ほどだった。
荷物を送り出した娘と電話で話した。
荷物がなくなると、部屋がすごく広く感じる。
モノがいっぱいあるってことは、モノにスペースを明け渡すってことだから。
一人暮らしなのに、なんでこんなにモノがあるんだろう。
人間の生活に必要なモノなんて、そんなに多くないのにね。
引っ越しの度に、感じる不条理。
でも私たち人間は、飽かずに物を取り入れちゃうんだよね。困ったもんだ。
困った・・・と言えば。
娘がマンションのゴミ置き場にゴミ袋を出すと、毎回、袋が破られると言う。
通りに面したゴミ置き場。
たいてい出してから1時間以内くらい。
服や食器や本も出しているので、メルカリで売れるかも・・・とでも思うのだろうか。
国家試験に使った参考書をどっさり出した時も、中がひっくり返されていたが、中身は手つかずだったらしい。
すでにゴミとして出したモノではあるけれど、漁られるのは、正直気持ちのいいものではないなぁ。
あるかないか分からなかった卒業式も、開催と決まった。
謝恩会はキャンセルになったが、卒業式には、着物と袴で出たいと言う。
これからレンタルして、準備をしないと。
なんだか慌ただしい春になりそうだ。