今日は天気もいい。
時間もある。
窓を開け放って、空気を入れ替え、部屋を片づけて、すっきりさせよう!
…そう思い立ち、やおら掃除機を持ち出してくる人、意外と多いかも。
だって部屋をきれいにすると言ったら、まず掃除機でしょ?
残念!順番が違います。
掃除機からスタートすると、無駄に労力を費やすばかりで、部屋はきれいになりません。
片づけと掃除を分けて考えよう
片づけと掃除は、言葉は違えど同じこと…というのは、私たちの大きな勘違いです。
部屋を整えるというゴールは同じでも、片づけと掃除を混同すると、頑張っても頑張っても、労多くしてなんとやら…。
まず両者の違いと順番を知りましょう。
片づけと掃除の違い
片づけとは、物を整理することです。
具体的には、要るか要らないかを見極めて、要らないと判断した物を処分すること。
一方掃除とは、いわゆる拭いたり、掃いたり、はたいたり、磨いたり、掃除機をかけたり、ルンバのスイッチを入れたりすることです。
お気づきのように、片づけは散らかりに、掃除は汚れに対応します。
つまりターゲットが違うのです。
今、自分が何に対処しようとしているかを、正しく認識すれば、自ずと作業も変わります。
片づけようとして雑巾を握る…なんてこともなくなりますね。
片づけと掃除の順番
これはもうなんと言っても、片づけが先です。
物が散乱した部屋で掃除機をかけようとすると、物をどかしながらの作業となり、スムーズに進みません。
足で物を蹴散らしながら掃除機をかけるのと、片づけを先に済ませ、何もない床面に掃除機をかける、どちらが楽でストレスが少ないか、明らかですね。
片づけ→掃除
最初に部屋を片づけます。
要らない物は、どれだけ保管しておいても、要らない物です。
どうせ捨てるなら、先送りしないで、今、捨てませんか?
おそらく手放して3日経ったら、そんなモノがあったことすら忘れてしまうでしょう。
要らないモノとはそういうモノです。
あとには大事なモノだけが残ります。
残った大事なモノたちを、所定の場所に戻しましょう。
そしてお掃除!
存分に心ゆくまで、拭いて、掃いて、磨いてください。
「さあ、片づけよう!」、「さあ、掃除しよう」と、言葉から意識を変えていくのもいいですね。