小桜インコのココちゃんが我が家にやってきて、2週間が経った。
もう羽毛が生えそろった中雛なので、餌袋がむき出しになった赤ちゃんほど、お世話は大変ではない。
だが逆に言うと、赤ちゃんの時に1日5~6回、お湯でふやかした粟玉を、いちいち食べさせてあげる行為が、インコと飼い主の絆を結ぶ。
つまりそうやって育てた雛は、飼い主を親とでも思っているのか、ほぼ100%手乗りになる。
では中雛の場合は、どうだろう。
私は、インコは普通に手乗りになる・・・と思っていたのだが。
ペットショップの指導
お店の人が、餌を食べさせてあげる必要はないけれど、1日に何回か抱っこしたり、触ったりしてあげてくださいと言った。
そうやって人の手に慣れさせるのだ。
雛のうちに、むやみに飛ばせてはいけないとのこと。
飛ぶことで筋肉が強くなるので、おいおい必要にはなるが、人によく慣れるまでは、人と遊ぶより飛ぶ方が楽し~~~~と、思わせてはいけないらしい。
手や肩に止まらず、飛ぼうとしたら、すぐカゴに戻して下さいね・・・と念を押される。
触ろうとすると嫌がる・・・
初日と2日目は、カゴがまだなかったので、プラスチックケースで過ごしていたココちゃん。
保温もしてあるし、ふやかした粟玉を自分で食べているようだし、鼻水もたらしていないし、元気そうだ。
だが、ケースから出そうとして、私が手を入れると・・・。
暴れる。😭
しかも大声で鳴き叫びながら。
「いや〜〜、やめてーーー❗️誰か助けて、殺されるーーー💢」と言わんばかり。
3日目に白い鳥カゴの準備ができ、昼間はカゴ、夜はプラケースに入れるのだが、その移動の際も、めちゃくちゃ暴れて抗議する。
・・・これ、ダメなんじゃないの?
人の手は怖い物と認識してしまう。
手で掴まれると抵抗する
ただし、いったんケースやカゴから出すと、もう騒がない。
ビクビクした感じは否めないが、一応肩にも止まってくれる。
じゃあ、食べ物を通して、もう少しお近づきに・・・。
もっと赤ちゃんだった時にしてもらっていたであろう方法で、粟玉を与えてみる。
少し食べたが、・・・もうアタシはベイビーじゃないのよと、すぐ横を向く。
しかも、飛びたがる!
子どものくせに、けっこう飛ぶ。
捕まえようとして近づくと、バタバタ逃げ回る。
とろいのですぐ捕まえられるが、人の手はイヤなことをする物と覚えてしまうかも。
・・・これ、ダメなんじゃないの?
タオルを使う方法
そこで娘が検索して、タオルを使う方法を見つけてきた。
直接手で捕まえず、タオルに乗せて移動させたり、タオルでくるんで掴んだりするのだ。
え~~~?手乗りにしたいのに、タオル越し?
でもタオルから手に、乗り移ってくるようにすればいいのか。
とりあえず、ココちゃん専用のタオル(今治タオル)を導入してみた。
捕まえたい時は、上からふわっとタオルをかけて、掴む。
カゴから出したい時は、入り口にタオルを置いておいて、タオルに乗ったら、タオルごと動かす。
なんかもどかしい・・・。
ココちゃんはタオルが大好き
ところがやってみたら、これが思いの外、うまくいった。
ココちゃんは、どうもタオルが好きらしい。
このふわふわ感がいいのかな。
大人しく乗ってくれるだけでなく、ナデナデしていると、眠りそうになる。
動物が眠りそうになるのは、安心しているから。
おお、私たちを信頼し始めているの?
タオルでくるんでしまっても、全くもがかない。
お腹をべったりつけ、体を完全にあずけて、リラックス。
アメリカでは新生児をタオルでぐるぐる巻きにする。
そんなカイコみたいに巻いたら、苦しいんじゃないかと思ったが、そのほうが赤ちゃんが安心してよく寝るのだそうだ。
それと同じ?
リラックスしている時に恐縮ですが・・・と、指を近づけてみた。
つんつん。全然嫌がらない。それどころか・・・。
指にアゴを乗せてきた。
そう、その調子。
焦らずにいこう。
指にとまってくれるようになるまで、あと○○日。