朝、ケージの覆いを外し、コザクラインコのココちゃんにおはよう💕と声をかける。
なのに、ノーリアクション?
その時点で、ちょっと引っかかった。
その後、ケージのお掃除をして、ご飯をあげたが、食べない。
朝だもの、食欲がない日だってあるよね。
手を伸ばすとチョンと乗ってくるが、なんだかいつもより弱々しい。
普段は、痛いぐらい爪を食い込ませてくるのに、脚に力がこもっていない。
肩にとまらせてみても、同じ場所にじっとしている。
いつもなら右肩から左肩へ、そしてまた右肩へとせわしなく動き回るのに。
ココちゃん、どうしたの?
その後、窓辺へ飛んでいって、しばらくカーテンレールの上で過ごし、また戻ってきた。
飛ぶのは大丈夫なんだね。
時々、ピロロと鳴く。
声も出せるんだね。
だけど今度は私の膝の上で、うずくまってしまった。
首の周りを撫でてやると気持ちよさそうにしているが、こんなに大人しいのはココちゃんじゃない。
もしかして具合悪い?
小鳥でもハムスターでも、小動物の病気は怖い。
犬や猫と違って体が小さいため、ちょっとの不調がすぐ重病化して、最悪のケースになるから。
それに治療といっても、できることは限られているんじゃないかな。
以前、息子の友人が、ぐったりしたハムスターを動物病院に連れていったことがある。
ドクターのしごくもっともだけれど、冷酷な言葉が忘れられない。
「治療をしても、元気になる保証はありません。費用は1万円以上かかりますが、500円のハムスターにそこまでしますか?」
特に小動物の場合、病気にかからせないことが大切だと思う。
ワンコやニャンコもそれは同じだけれど、ちょっとした体調不良が死に直結するリスクが格段に高いから。
都会には鳥専門の動物病院があると聞くが、私の周囲ではそんな病院、聞いたこともない。
検索してみたら、市内に鳥を診てくれる病院もあったので、ひと安心。
ただし小鳥はとてもデリケートで、通院の移動すらも大きなストレスになる。
どうしよう。
元気がない・・・くらいで、連れていってもいいのだろうか。
(野菜だってちゃんと食べていたのに・・・)
人専門の病院でも、様子を見ましょうとよく言われる。
それはちょっと眠れなかった、ちょっと足が攣った、ちょっと頭が痛かった、ちょっと喉がイガイガした、ちょっとだるい・・・くらいの訴えでは、診断も治療も難しいからだ。
しばらく様子を見て、その症状がどう変化するかが、診断の糸口になる。
心配な症状をすぐ大丈夫と診断してもらえば、安心ではあるが、診断材料がなさすぎると、実はドクターも困っちゃうのだ。
私も心配ではあるが、少し様子を見てみよう。
とりあえずは保温かな。
コザクラインコはアフリカの鳥なので、30度くらいが好きらしい。
雛の時は、かなり保温に気をつけていたが、もう大人で、季節も夏なので、人間の快適温度で生活させていた。
ヒートパッドをケージの底に設置した。
それからティッシュを数枚、ケージの床に。
止まり木にとまるのがしんどければ、ティッシュの上で丸くなっていればいいし。(ティッシュが好き)
ココちゃん、頑張れ。
30分後、ピロロ、ピロロと大きな声で呼び鳴きをする。
ケージの扉を開けてやったら、待ってました!とばかりに飛び出してきた。
縦横無尽に部屋を飛び回る。
それから私の指輪をつまんで床に落とすイケナイ遊びに没頭。
指輪を床にばらまき終わると、私の肩に飛んできて、まったりと羽繕い。
????????
いつもと変わらぬ元気でいたずらっ子のココちゃんだ。
朝のあれはなんだったの?
もしかして・・・仮病?😅
でも野生の状態では、具合の悪さを隠すらしいから、しばらく注意して様子を見守っていこう。
元気になったら、また水浴びしようね。
(新しいバードバスは、前日まで梅干しが入っていた容器)