冬期の加湿は大切だ。
ウイルスは乾燥した空気が大好き。
加湿を怠ると、元気に飛び回り、喉や鼻の粘膜に張り付いてしまう。
暖房と加湿はセットで考えたらいいと思う。
だが加湿器のフィルターは定期的に洗浄しないと、カビやばい菌が繁殖するから怖い。
ある高齢者が、肺炎で入院した。
老人にありがちな誤嚥性肺炎ではない。
2週間ほど入院して、ホームに戻るが、その1ヶ月後にまた肺炎を発症。
いったいどうして?
関係者が導きだした答えは、部屋に置いてあった加湿器。
毎日、水は取り替えていたが、洗浄や消毒まではしていなかったとのこと。
我が家にも、リビングと各寝室に加湿器がある。
フィルターの洗浄は手間がかかりそうで、そんなに頻繁にお手入れしていない。
だが乾燥やウイルス対策のための加湿器が、ばい菌をまき散らすなんて、本末転倒だ。
面倒だなんて、言っていられない。
加湿器にもいろいろなタイプがある。
今回は、不織布タイプのフィルターを洗ってみた。
小型加湿器のフィルター洗浄
4ヶ月使った小型加湿器のフィルター。
たっぷり水アカがこびりついている。
これをどうやって洗うのか。
私はナチュラルクリーニングでアタックしてみよう。
ナチュラルクリーニングで大切なのは、汚れの特性を知ること。
酸性の汚れはアルカリで、アルカリ性の汚れは酸で落とす。
水アカはアルカリ性の汚れだ。
ということで、水アカバスターは、クエン酸。
たらいに40度のぬるま湯を3リットル。
そこにクエン酸20グラムを投入。
20グラムはこのぐらい。
フィルターを浸けてて、1時間放置。
途中、1回、ひっくり返した。
同時に、受け皿にもぬるま湯とクエン酸を投入。
1時間後、フィルターも受け皿も、水でよくすすいで、しっかり乾かす。
それだけ!
では、とくと見比べてみよう。
こちらがBEFORE。
そしてAFTER。
う~~ん、新品同様・・・というわけにはいかなかった。
でもChikako的には、十分満足かな。
なにより、とっても簡単だし。
加湿器フィルターは1ヶ月に1回、洗浄するようにと、取り扱い説明書には書いてある。
浸けて、すすぐだけなら、月一でも余裕でできそうな気がする。