『そうだ 京都、行こう。』は、JR東海が、1993年から実施しているキャンペーン。
『シンデレラエクスプレス』もJR東海だが、キャッチコピーのセンスが抜きん出ている。
すでにどちらも日本全国に浸透した、日常用語だ。
JR東海のオリジナルかな、広告会社の作品なのかな。
どっちにしても、長く愛されるコピーを生み出した作者は、きっと喜んでいると思う。
あまり頻繁に行くわけでもないけれど、私も京都が好きだ。
有名すぎるキャッチコピーに乗っかって、少しずつレポートしていこう。
伏見稲荷大社の基本情報
全国に30,000社ある稲荷神社の総本宮。
稲荷大神様が、稲荷山に御鎮座されのが、和銅4年(711年)、1300年以上も前のことだ。
それ以来、五穀豊穣、商売繁盛、家内安全、諸願成就の神として、庶民に信仰されてきた。
元々の表記は『伊奈利』。
イナリはイネナリ・イネニナルの短縮形で、人間生活の根源であった稲によって、天地の霊徳を象徴した古語とされる。
住所: 〒612-0882 京都市伏見区深草薮之内町68番地
電話: (075)641-7331
最寄り駅: JR奈良線 稲荷駅(徒歩0分)/京阪本線 伏見稲荷駅(徒歩5分)
伏見稲荷大社(2021年2月27日)
JR京都駅から奈良線で二駅。稲荷駅で下車。
駅もそこはかとなく、稲荷神社っぽい。(o^^o)
駅から一歩踏み出した所に、どーーーーーん!
まさに目の前。徒歩0分。
早速、お狐さまのお出迎え。
桜門をくぐると・・・。
早速本殿かと思いきや、これは外拝殿。
本殿はこのさらに奥。
あちこちにQRコードが用意されていて、詳しい説明が聞ける。
お参りをすませたら、有名な千本鳥居へ、いざ!
ここからスタート。
千本鳥居は、稲荷山に散らばるいくつかの社殿を巡る道に並んでいる。
頂上まで行くには、40分ほどかかるとのこと。(健脚の人)
絶対にパンプスなどで行ってはいけない。
最初は太い鳥居だが、先に進むと、細い鳥居の列となる。
緊急事態宣言解除直前ということで、とにかく人がいない。
こんな写真が撮れるのも、きっと今だけだろう。
途中にある、おもかる石。
お参りをして、石灯籠の上の石を持ち上げる。
自分の予想よりも軽ければ、願いが叶い、予想よりも重ければ、努力を要するとのこと。
私は・・・、予想より重かった。
まだ努力が足りないようだ。(o^^o)
パワースポットとして知られる、根上りの松。
痛いところが治ったり、株の値が上がったりするらしい。
御利益をむさぼる中年参拝者。
若者は松の根をくぐる。体験重視型だ。
絵馬が鳥居の形で面白い。
日の落ちる前だったので、夕刻の光が美しい。
お稲荷さんと狐
お稲荷さんといえば狐だが、実は御祭神は、お狐さまではない。
お祭りしているのは、田中大神(たなかのおおかみ)、佐田彦大神(さたひこのおおかみ)、宇迦之御魂神(うかのみたまのおおぽかみ)、大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)、四大神(しのおおかみ)。
狐は神のお使いであって、神そのものではないらしい。
伏見稲荷大社には、たくさん狛狐があるが、それぞれ表情もくわえているアイテムも違う。
ちなみに、油揚げをくわえている像はなかった。
狐の像をテーマに、周ってみるのもいいかもしれない。
狐つながりなのか、猫がたくさんいた。
飼い猫ではないと思うが、観光客慣れしていて、近寄っても逃げないどころか、写真用にポーズまでとってくれるサービスぶり。
夕刻の光の中で朱色の鳥居が立ち並ぶ様は幻想的で、鳥の声や木々のざわめきを聞きながらの散策は、異世界トリップのようだった。
千本鳥居(なかなか撮れない映像)↓