我が家には梅が大好きな人がいる。
普段、花にはさほど関心を示さないが、梅だけは特別らしい。
春まだ浅き頃から、梅、梅、梅見に行こう・・・と言い出す。
今回、京都に行った目的も、実は梅。
京都の梅とくれば、北野天満宮。
北野天満宮の基本情報
北野天満宮は、全国約1万2000社の天満宮、天神社の総本社。
天神信仰の発祥の地で、創建は平安時代(947年)。
菅原道真公をお奉りしている。
住所: 〒602-8386 京都市上京区馬喰町
電車で行く場合は、京福電車・白梅町駅から徒歩5分。
バスかタクシーのほうが便利だと思われる。
学問の神様なので、修学旅行生や受験生に人気。
北野天満宮散策
日曜日だというのに、人出は少なめ。
観光バスも1台しか止まっていなかった。
楼門までの参道に鎮座する撫で牛。
諸病平癒の力があるとされ、ナデナデすると御利益があるらしい。
みんなが触っていくので、肩のあたりが、てかてかに光っている。
三光門(重要文化財)をくぐると、すぐ本殿(国宝)がある。
本殿向かって左側の梅は、飛梅。
飛梅は、加賀藩前田家と深いつながりがある。
梅の御紋は前田の紋。
では、早速梅苑へ。
梅苑は有料で、大人1000円、子ども500円。団体割引、身障者割引あり。
入ってすぐに、シャッタースポット。
梅越しに本殿が見える。
梅苑には、50種、1500本の梅の木がある。
マスク越しでも分かる、梅の香り。
今年は展望台が設けられていて、梅苑を上から一望できる。
見頃・・・のはずだが、まだ満開には少し早かったかも。
チチチチと可愛い声とともに、メジロが群れで飛び回っている。
あっちの木から、こっちの木へと、メジロも団体旅行かな。
清楚な一輪。
地上からの眺め。どこからともなく、梅の精が現れそうだ。
ちなみに梅苑で収穫される梅の実は、神職と巫女さんが総出で正月の縁起物【大福梅】と【思いのまま】に加工する。
これを梅仕事と呼ぶそうだ。
梅苑の外には、こんな粋な設えも。
最近、手水鉢を花で埋めるのが流行っているようだ。
お天気もよく、気持ちのよい散策だった。
おまけ:2018年の北野天満宮・梅苑。
夕方だったので、キャンドルと松明でライトアップ。
今年は夜の開園はないが、薄闇の中の梅も幻想的で美しい。
北野天満宮の梅の見頃は、3月末頃まで。