食べ物で遊んではいけません!
誰もが赤ちゃんや幼児の時、お母さんに注意されたであろうこと。
お米は農家の人が88回の手間をかけて育てた・・・、だから”お米”と言うのだとかね。(漢字を分解すると、八と十と八)
おもちゃにしてはいけない大切な食べ物・・・のはずだったが。
8月の末、岐阜県養老町の船戸クリニックで、リトリートに参加した。
主催者は伝統医学研究所主宰、中野真澄さん。
チベット伝統医学やアーユルヴェーダの施術や後進の育成に力を注いでおられる。
アーユルヴェーダと聞くだけでも、秘密の技法みたいでワクワクするのに、あの船戸クリニックとのコラボだ。
矢も楯もたまらず、申し込んでしまった。
宿泊は地場のエネルギーが美しすぎるヴィラカンポ。
お食事はフナクリ食堂のお薬なごはん。
それだけでもクラクラするわ・・・と思っていたら、なんとビッグなサプライズが!
初日のディナーを、本道佳子さんが作ってくれるというのだ!
まさかここでまたお会いできるなんて。
そしてご飯を作ってもらえるなんて。
本道佳子さんは、日本のビーガン料理の第一人者で、私に愛あるご飯を教えてくれた人。
料理はただの労働ではなく、愛の表現なんだ・・・って。
ビーガン料理とは、動物性食材を一切使わないお料理だが、体に優しく、満足感も半端ない。
私は本道佳子さんの大ファン💕
さてその日、フナクリ食堂に用意されていたのは・・・。
こんなにカラフルなお料理の数々。
ただのビュッフェではないよ。
まず好きなお料理を取って、テーブルに戻る。
そして銘々の大皿に、お料理を使って曼荼羅を描くのだ!
え?なに、それ?そんなこと、聞いたこともない!
でも、すごくワクワクする。😆
つまりこの美味しそうなお料理は、絵の具と同じ。
う~~~ん、悩んじゃうなぁ。
ああでもない、こうでもない・・・とキャアキャア言いながら、思い思いに絵の具を並べていく。
お腹はペコペコですぐにでも食べたいところだが、この面白さには勝てない。
ワタクシの曼荼羅。
小さくまとまっちゃってる。
他の参加者の曼荼羅。
ダイナミックで大らかな感じ。
お皿の上に、個性豊かな曼荼羅がいくつも生まれた。
(私はスマホを忘れて写真が撮れなかった。曼荼羅の画像は、中野真澄さん撮影。)
せっかく描いたのに、崩すのがもったいない。
けど崩さないと、いつまでも食べられない。
・・・というしあわせなジレンマに悶える一同だった。
次の日、本道佳子さんは和歌山からでっかい鯛を連れ帰り、朝ご飯に供してくれた。
ディナーじゃなくて、朝ご飯よ、これ!
自ら取り分けてくれて、はい、召し上がれ。
ふかふかの鯛。じゅるじゅる、よだれが止まりません。
ちなみにこの日の朝ご飯は、フナクリ食堂自慢の漢方粥。
長野から取り寄せたキノコがたっぷり。
こちらは大御所の船戸ひろこ先生がサーブしてくださる。
なんとも贅沢三昧な朝餉であった。
貴重な食の体験は、船戸クリニックならでは。
毎度、ありがとうございます。💕