ハワイ島旅行記、4日目です。
前々から楽しみにしていたツアー”日本語ガイドと行く・ワイピオ渓谷乗馬ツアー・谷コース”に参加しました。
申込先はJTBですが、主催はほろほろ・アイランド・ツアー。
ホテルまでお迎えに来てもらいます。
ヤギやウシがのどかに草をはむ道を、一路ワイピオ渓谷へ。
ワイピオ渓谷は、島内観光ツアーでも訪れましたが、あの時は展望台から絶景を見ただけ。
今日は実際に谷底まで下ります。
先日と同じTEXドライブインで、先日と同じマラサダ。
もうこれ、定番なんでしょうね。(^^ゞ
好きだから、別に文句はないけど…。
チェックインオフィス。
ここで4WDのごついバンに乗り換えます。
免責の書類にもサイン。
ウマは生き物ですから、何が起こっても自己責任です。
お客さんは、オーストラリアからの女子旅二人組、アメリカの初老のカップル、日本人のカップルと私たち。
ガイドは日本語ガイドのスーさんと、乗馬専門のガイドのキキちゃん。
総勢10名を乗せたバンは、谷底を目指します。
…が、この坂道が傾斜25度はある急坂で、しかも細い!
すれ違いは、決められた数か所でしかできません。
口を開けていたら、舌を噛みそうな道を、ひたすら下ります。
もうすでにここでアドベンチャー!
谷底には牧場だけでなく、タロイモ栽培農家など、50世帯ほどがつつましく暮らしています。
電気がない家もあるのだとか。
元々ワイピオ渓谷は、王族の墓所でもある聖なる土地。
1日限りの訪問者である私たちも、敬意をもって入らせていただきます。
ウマがいっぱいいます。
この牧場は家族経営で、キキちゃんはワイピオ渓谷で生まれ育った、生粋のハワイアン・カウガール。
ウマを見る目がとても優しい。
乗り降りの仕方、座り方、スタートやストップの合図、左折・右折の指示方法など、簡単なレクチャーを受けます。
さあ、いよいよ乗りますよ。
私のウマはマーティン君です。
鞍の当たるところが禿げているのが、ちょっと気になる…。
実はマーティンと娘が乗ったココは、火山噴火の際、飼いきれなくなった人が手放して、最近、牧場に入ったウマです。
ウマたちはよく訓練されていますが、機械ではないので、それぞれ性格が違います。
マーティンは、ストップの合図を送ると、必ず頭を振って一度は抵抗する、中二病みたいなヤツでした。(^^ゞ
そしてココは、ツアーに付いてきたワンコと競走したがったり、すぐ道端で草を食べたりと、お茶目な子。
常に口に葉っぱをくわえて歩いていました。
全員が騎乗したので、出発です。
横に並ばず、一列を守ってと言われました。
相性の悪いウマ同士が、小競り合いになることもあるからです。
濃い緑の中を、滝を見ながら歩きます。
カポカポカポカポ…、のどかなひづめの音。
やはり馬上は、車に乗っているのとは違い、かなり揺れます。
ですが全体重をウマに預けるのではなく、あぶみにかけた足の踵をぐっと下げることで、ウマの揺れに自分の体をあわせやすくなります。
まさにジュラシックパークの世界。
牧場にはワンコが3匹いるのですが、ツアーに同行するのはいつも1匹のみ。
残り2匹は、みんなが帰ってくるのをダラダラ待っているんだとか。
ワイピオ渓谷には、野性のウマもいます。
野良ウマですね…。(^^ゞ
手入れをしてもらっていないので、たてがみはボサボサで毛並みも乱れていますが、自然の中でたくましく生きています。
馬上からは、あまり写真を撮れませんでした。
中二病をコントロールするのに一生懸命で、余裕がありません。
焦ってスマホを落としたら…なんて思うとね。
娘が撮った、野良ウマの動画です。
途中、小川を渡る場所もあり、初心者とはいえ、乗馬を存分に楽しむことができました。
(JTBのHPより)
乗馬時間は1時間半。
ただ座っているだけなのに、けっこう疲れました。
ロデオボーイに1時間半は乗っていられないのと同じですね。
あ~~~楽しかった。念願叶ったり💓
日本語ガイドのスーさんとパチリ。
スーさんはアメリカ暮らし30年、ハワイ島には10年になります。
バリバリの関西弁で繰り出すトークがむちゃくちゃ面白く、行き帰りの車の中は、常に爆笑でした。
谷からオフィスに戻る時、ワンコたちがちゃっかり1番前のシートを占拠していました。
きっとそこは君たちの指定席なんだね。
「楽しかった~~」と娘が何度も口にするので、私も嬉しくなりました。
ハワイはもちろん海がメインだけれど、丘のアクティビティもお勧めです。
つづきます