ハワイ島旅行記⑧ ワイピオ渓谷の豊かな自然の中を馬で歩く

ハワイ島旅行記、4日目です。

前々から楽しみにしていたツアー”日本語ガイドと行く・ワイピオ渓谷乗馬ツアー・谷コース”に参加しました。

申込先はJTBですが、主催はほろほろ・アイランド・ツアー。

ホテルまでお迎えに来てもらいます。

ヤギやウシがのどかに草をはむ道を、一路ワイピオ渓谷へ。

ワイピオ渓谷は、島内観光ツアーでも訪れましたが、あの時は展望台から絶景を見ただけ。

ワイピオ渓谷

ハワイ島・島内観光

今日は実際に谷底まで下ります。

先日と同じTEXドライブインで、先日と同じマラサダ。

もうこれ、定番なんでしょうね。(^^ゞ

好きだから、別に文句はないけど…。

ワイピオ渓谷乗馬ツアー

チェックインオフィス。

ここで4WDのごついバンに乗り換えます。

免責の書類にもサイン。

ウマは生き物ですから、何が起こっても自己責任です。

ワイピオ渓谷乗馬ツアー

お客さんは、オーストラリアからの女子旅二人組、アメリカの初老のカップル、日本人のカップルと私たち。

ガイドは日本語ガイドのスーさんと、乗馬専門のガイドのキキちゃん。

総勢10名を乗せたバンは、谷底を目指します。

…が、この坂道が傾斜25度はある急坂で、しかも細い!

すれ違いは、決められた数か所でしかできません。

口を開けていたら、舌を噛みそうな道を、ひたすら下ります。

もうすでにここでアドベンチャー!

谷底には牧場だけでなく、タロイモ栽培農家など、50世帯ほどがつつましく暮らしています。

電気がない家もあるのだとか。

元々ワイピオ渓谷は、王族の墓所でもある聖なる土地。

1日限りの訪問者である私たちも、敬意をもって入らせていただきます。

ウマがいっぱいいます。

ワイピオ渓谷乗馬ツアー

この牧場は家族経営で、キキちゃんはワイピオ渓谷で生まれ育った、生粋のハワイアン・カウガール。

ウマを見る目がとても優しい。

ワイピオ渓乗馬ツアー

乗り降りの仕方、座り方、スタートやストップの合図、左折・右折の指示方法など、簡単なレクチャーを受けます。

さあ、いよいよ乗りますよ。

私のウマはマーティン君です。

ワイピオ渓谷乗馬ツアー

鞍の当たるところが禿げているのが、ちょっと気になる…。

実はマーティンと娘が乗ったココは、火山噴火の際、飼いきれなくなった人が手放して、最近、牧場に入ったウマです。

ウマたちはよく訓練されていますが、機械ではないので、それぞれ性格が違います。

マーティンは、ストップの合図を送ると、必ず頭を振って一度は抵抗する、中二病みたいなヤツでした。(^^ゞ

そしてココは、ツアーに付いてきたワンコと競走したがったり、すぐ道端で草を食べたりと、お茶目な子。

常に口に葉っぱをくわえて歩いていました。

ワイピオ渓谷乗馬ツアー

全員が騎乗したので、出発です。

横に並ばず、一列を守ってと言われました。

相性の悪いウマ同士が、小競り合いになることもあるからです。

ワイピオ渓谷乗馬ツアー

濃い緑の中を、滝を見ながら歩きます。

カポカポカポカポ…、のどかなひづめの音。

やはり馬上は、車に乗っているのとは違い、かなり揺れます。

ですが全体重をウマに預けるのではなく、あぶみにかけた足の踵をぐっと下げることで、ウマの揺れに自分の体をあわせやすくなります。

ワイピオ渓谷乗馬ツアー

まさにジュラシックパークの世界。

ワイピオ渓谷乗馬ツアー

牧場にはワンコが3匹いるのですが、ツアーに同行するのはいつも1匹のみ。

残り2匹は、みんなが帰ってくるのをダラダラ待っているんだとか。

ワイピオ渓谷には、野性のウマもいます。

野良ウマですね…。(^^ゞ

手入れをしてもらっていないので、たてがみはボサボサで毛並みも乱れていますが、自然の中でたくましく生きています。

馬上からは、あまり写真を撮れませんでした。

中二病をコントロールするのに一生懸命で、余裕がありません。

焦ってスマホを落としたら…なんて思うとね。

娘が撮った、野良ウマの動画です。

途中、小川を渡る場所もあり、初心者とはいえ、乗馬を存分に楽しむことができました。

ワイピオ渓谷乗馬ツアー
(JTBのHPより)

乗馬時間は1時間半。

ただ座っているだけなのに、けっこう疲れました。

ロデオボーイに1時間半は乗っていられないのと同じですね。

ワイピオ渓谷乗馬ツアー

あ~~~楽しかった。念願叶ったり💓

ワイピオ渓谷乗馬ツアー

日本語ガイドのスーさんとパチリ。

スーさんはアメリカ暮らし30年、ハワイ島には10年になります。

バリバリの関西弁で繰り出すトークがむちゃくちゃ面白く、行き帰りの車の中は、常に爆笑でした。

ワイピオ渓谷乗馬ツアー

谷からオフィスに戻る時、ワンコたちがちゃっかり1番前のシートを占拠していました。

きっとそこは君たちの指定席なんだね。

「楽しかった~~」と娘が何度も口にするので、私も嬉しくなりました。

ハワイはもちろん海がメインだけれど、丘のアクティビティもお勧めです。

つづきます

この記事を書いた人

Chikako

金沢市在住。バラとコーヒーとコーギーが好き。
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