モノには、住まいに入ってきて、活用されて、出て行くという流れがあることが分かりました。
ですがこの流れ、いつもサラサラと流れているわけではありません。
詰まったり、堰き止められたり、溜まったり、滞ったり、腐ったり…。
入ってきたモノが、スムーズに出て行かない。
この状態が続くと、家が散らかります。
住まいが片づかない原因No.1
誰の家にも当てはまり、一番大きな片づかない原因があります。
なんだと思いますか?
もったいないから?
時間がないから?
自分がナマケモノだから?
ブッブー!
家が片づかない最大の原因は、ずばり『モノが多いから』。
豊かな生活に慣れ切った現代人は、とにかくモノを持ちすぎです。
あれがないと不便、これがあれば幸せになれる…というのは幻想。
たくさんモノを所有したところで、本当の満足感や幸せは得られないことに、私たちはすでに気づいています。
何に対してモノが多いのか
では、いったい何に対してモノが多いのでしょうか。
*『時間』
誰にとっても1日は24時間。
その24時間を仕事や家事や子育てや趣味など、いろいろなことに振り分けなければならないので、私たちはけっこう多忙です。
そんな中から、片づけに使える時間を捻出するのは、意外と難しい。
そう、私たちが片づけに使える時間に対して、今、所有しているモノが多すぎます。
*『空間』
家のサイズは、モノの量によって、変動しません。
一定の決められた空間に、持ち物全てを収め、なおかつそこで生活をするのです。
モノが多ければ、それは空間を圧迫します。
まるで満員電車の中での生活を強いられているかのよう…。
そう、私たちがモノのために使える空間に対して、今、所有しているモノが多すぎます。
*『エネルギー』
片づけるにはエネルギーが必要です。
気力・体力・モチベーション…、さらには収納用品を買ったり、処分が有料であれば、お金というエネルギ-も。
でも私たちのエネルギーは無限ではありません。
私たちの肉体は疲れもするし、やる気も枯渇します。
そう、私たちが片づけに使えるエネルギーに対して、今、所有しているモノが多すぎます。
片づかないのはモノが多すぎるから
ではどうしたらいいのでしょうか。
答えはシンプル。
多すぎるのであれば、減らせばいいのです。
自分が片づけに使える時間・空間・エネルギーに対して、ちょうどいい量のモノを持つ…これに尽きます。
つまり適量ですね。
適量は人それぞれ違います。
整理しながら、処分しながら、自分の適量を探っていくしかありません。